2009衆議院選 神奈川県相模原市の期日前投票会場で誘導ミス 投票が無効に

【2009年8月24日】

神奈川新聞と読売新聞によると、神奈川県相模原市選挙管理委員会は8月23日(UTC+9 以下同)、同市南合同庁舎に併設されている衆議院総選挙小選挙区・神奈川県第14区と第16区の期日前投票会場で、同市の職員が誤って第16区の地域に在住する40代の女性に第14区の投票箱へ誘導し、投票させるというトラブルがあったと発表した。

読売によると、この南合同庁舎には神奈川県第14区と第16区の期日前投票会場が併設され、仕切りも用意されていた。受付が終わると市の職員の案内で自分が住んでいる選挙区の投票所に行って投票するものである。床には「第14区」「第16区」とそれぞれ書かれた張り紙もされていたが、投票した女性は職員の案内を信用し投票していたという。公職選挙法の規定で、同一人は原則2回以上の複数投票することが認められていないため、この女性の小選挙区の投票は無効票扱いとなる。

読売によると相模原市は神奈川県内で唯一、同一市内でありながらも、小選挙区が中心部を対象とした第14区と南部、および旧津久井郡の地域を対象とした第16区と2つの小選挙区がある。神奈川新聞と読売によると、選管は「二度とないように全力を挙げる」と話している。

東京都足立区でも同様の誘導ミス

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毎日新聞によると、東京都足立区選挙管理委員会は衆議院総選挙の期日前投票を行った小選挙区・東京都第12区在住の有権者の男性を、区の職員が誤って同東京都第13区の投票箱に誘導して投票させる誘導ミスがあったことを8月22日発表した。

この男性は足立区の「第13投票所」の地域在住で、8月22日夕方に足立区役所に投票に訪れ、職員が13の数字を見て東京都第13区の投票箱に誘導した。その後男性が掲示を見て誤りに気づいたという。

読売によると、足立区は同区西部と北区を対象とする第12区と、足立区東部を対象とした第13区があり、この男性は第12区の候補者の名前が書かれてあった。そのため、この例でも原則として再投票出来ないので8月30日の開票では無効票として扱われる。

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