2009衆院選 大敗の自民党、麻生総裁辞任表明 9月に新総裁選

【2009年9月1日】

自由民主党本部(GFDL)
麻生氏(GFDL)

毎日新聞によると、日本自由民主党は8月30日(UTC+9 以下同)に投開票された衆議院総選挙での大敗を受けて、麻生太郎総裁総理大臣兼務)が、8月31日に会見し「多くの同士を失って、総裁としての責任感を感じている。この際自民党総裁を辞任したい」と正式に辞任を表明し、麻生氏に代わる新総裁を決める総裁選挙を9月18日告示・9月28日投開票で開催する日程を発表した。

読売新聞によると、麻生氏は会見でさらに「政権奪回へ向けて党を再生をしていかなければいけない。そのためには政策は民意を反映できてたか、党の運営はどこに問題があったかなど、今後の自民党のあり方を検討する場を早急に設定する必要がある。自民党は国民の審判を厳粛に受け止めて、必ず再生して政権を奪回する。敗因は社会への閉塞感や、格差など社会問題への不満、それらを効果的に対応できていない自民党政治に対する不満があった。私(麻生氏)自身への批判があったことは承知している。党の再生には地方組織の意見を聞くことが重要。特別国会は9月半ば召集で、それまでに党員の意見をまとめるのは物理的に難しい。拙速(せっそく)な新総裁選出は不満の元になるので、時間をかけて意見をまとめるのが望ましい。(麻生氏自身の)総裁選出馬は全く考えていない」と話した。

毎日によると、次代総裁選挙については、全国規模での党員投票は行わないで、総裁が任期中に欠けた場合に開催する党大会に代わる両院議員総会を開催して新総裁を選ぶことを確認した。投票資格は党所属の国会議員、ならびに各都道府県連から代表3人の合計141人に与えられるとしている。

情報源 編集