2008アメリカ大統領選挙開幕、アイオワ州で党員集会

【2008年1月4日】

47NEWSによると、アメリカ大統領選挙戦の開幕を告げるアイオワ州共和党民主党の両党の政治集会が現地1月3日(日本時間4日早朝)行われ、民主党は史上初の黒人大統領を目指すオバマ氏が女性でやはり初めての大統領を目指すヒラリー・クリントン氏らを抑えて勝利。また共和党はアーカンソー州の前知事・ハッカビー氏がリードした。また北海道新聞によると全米で支持率を高く集めているとされるニューヨーク市前市長・ジュリアーニ氏は1月下旬以後に予定される中盤戦以後に照準を合わせていて、このアイオワ州の選挙活動は殆どしなかったという。

道新によると、オバマ氏はこの党員集会で38%の支持を得た。共和党の本命候補であるクリントン氏は元上院議員のエドワーズ氏(30%)に次ぎ3位の29%に留まって低迷した。オバマ氏は「変革の時が来た。大統領になるのは私だ」と宣言し、クリントン氏も「残りの選挙戦へ準備出来ている。主導権を取り戻せる」として巻き返しを誓った。その一方共和党ではハッカビー氏が34%の支持を集め、豊富な資金力からアイオワ州をリードするといわれたロムニー氏に9ポイントの差を付けてのリードだった。ハッカビー氏は「この勝利はアイオワだけでなく各州に及んで、最後はペンシルベニア通りに至るはず」と宣言した。ジュリアーニ氏はアイオワでの選挙活動を自粛した影響もあり支持率4%の6位と低迷。

また、道新の別記事によると、今選挙はこれら候補者を選抜する予備選挙や党員集会の日程が前倒しとなり、それが集中して行われる「スーパーチューズデイ」が今までより1ヶ月以上早く2月5日に予定されており、この段階で30州前後でそれらが消化されるという。このスーパーチューズデイはニューヨーク州をはじめ、カリフォルニアフロリダの各州も含まれている。通常のスーパーチューズデイは3月初旬~中旬に10前後の州で行われてきたが、今回は1ヶ月以上早いとともに、20以上の州が予備選挙や党員集会を行うため「メガ・チューズデイ」「ツナミ・チューズデイ」などともいわれており、最大の山場とされている。

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