ヒラリー・クリントン氏、大統領選挙戦からの撤退を正式表明

【2008年6月10日】

読売新聞によると、ヒラリー・クリントン氏が7日午後 (東部夏時間=UTC-4、日本時間8日午前) 前にワシントン市で開いた支持者集会で正式に民主党予備選挙からの撤退を表明した。また、クリントン氏はオバマ氏への支持を表明した。朝日新聞によれば、集会の中でクリントン氏は「私を支持したのと同じぐらい熱心に、オバマ氏を支持してほしい」「民主党は一つの家族だ」と支持者に呼びかけた。

産経新聞によると、一方のオバマ氏は、「クリントン氏の支持を得たことに感激し、これを光栄に思う」との声明を発表した。また、オバマ氏は声明の中で「夢を実現するのに何の妨げもないことを示した」とアメリカ初の女性大統領を目指した、クリントン氏の選挙活動に賛辞を送った。今後、オバマ氏については女性票の取り込みとクリントン氏の処遇が注目される。一方、共和党の候補者指名を確実にしているマケイン氏は本選挙へ向けて準備をしており、オバマ氏はこの遅れを急ぎ取り戻す模様である。

産経新聞によると、クリントン氏は、3日にオバマ氏の指名が確定しても態度を保留していた。

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