2008アメリカ大統領選挙、候補者選びの山場「スーパーチューズデー」

【2008年2月7日】

東京新聞と日経新聞、デイリースポーツによると、アメリカ大統領選挙を占う意味で最大の焦点、また候補者選びの山場とされるスーパーチューズデーが2月5日(現地)に全米の24の州で一斉に開催され、特に19の州では両党の予備選挙・党員集会が同時開催された。

このうち、22の州で開催した民主党はヒラリー・クリントン女史が最大票田とされるカリフォルニア州をはじめ8つの州、またオバマ氏もジョージア等過半数の13州でそれぞれ勝利し、今後の候補指名の争いを持ち越したほか、一方21の州で開催した共和党はマケイン氏がカリフォルニアニューヨーク等の大票田と呼ばれる州をそれぞれ制して候補指名をリードした。

しかしながらこのスーパーチューズデーでも候補者が絞りきれない状態が続いていることから、歴史的激戦であることを示している。特に日経の報道によれば、民主党は各州の予備選などの得票率などに応じて代議員を配分する制度があるため、州単位の結果だけでなく勝ち方も影響される。民主党からの候補指名を受けるには代議員2025人分がいるが、現状ではスーパーチューズデー前の分も含めてこの2名とも代議員の半数以下しか獲得していないことになるという。デイリーによれば、両党の代議員総数に明確な差が出なければ夏に予定される党大会まで候補者選びが持ち越される可能性もあるという。

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