寝台特急『トワイライトエクスプレス』がラストラン
【2015年3月14日】
2015年鉄道関連ニュース
Response.・共同通信によると、豪華設備を売り物とした寝台特急列車『トワイライトエクスプレス』が引退することになり、3月12日に札幌行の最終列車が大阪駅を出発した[1][2]。
Response.によると、『トワイライトエクスプレス』は、青函トンネルの開通から1年後の1989年7月21日に、大阪 - 札幌間を日本海に沿って走行する団体臨時列車として運行を開始し、同年12月2日からは一般乗車可能な列車となった。走行距離は約1,500km、所要時間は22時間台にも及び、旅客列車としては臨時列車を含め日本最長距離を走行していた[1]。
両報道によると、車両は「ブルートレイン」と呼ばれる寝台客車を改造して使用しており、展望室付きのA寝台2人用個室「スイート」や、サロンカー「サロン・デュ・ノール」などが連結され、高い人気を呼んだが、車両の老朽化などもあり、3月14日の北陸新幹線延伸開業に伴うダイヤ改正を契機に廃止されることになり、3月12日を以って運行終了となった[1][2]。
Response.によると、3月10・11日は天候不良の影響で運行見合せとなり、12日のラストランも中止が危惧されたが、最終的に運行が決定。大阪駅では定刻11時50分に、大勢の鉄道マニアらに見送られ出発した[1]。
情報源
編集関連ニュース
編集- トワイライトエクスプレス、来春運行終了へ 2014年5月28日