寝台特急『北斗星』運行終了
【2015年3月14日】
2015年鉄道関連ニュース
Response.によると、1988年から上野 - 札幌間(約1,200km)を結んできた寝台特急『北斗星』の定期最終列車が、3月13日に上野・札幌両駅を発車した[1]。
共同通信によると、『北斗星』は1988年3月に青函トンネル開業に合わせる形で運行開始[2]。Response.によれば、様々な個室寝台車や、フランス料理のディナーが提供される食堂車「グランシャリオ」、それに「ロビーカー」を連結しており、運行開始当時は、折からの青函トンネル開通ブームと相俟って話題を呼んだ[1]。
Response.によると、『北斗星』は運行開始当初は3往復だったが、1999年7月にA寝台個室のみの豪華寝台特急『カシオペア』が運行開始して以降は定期列車は2往復に、さらに2008年3月改正では1往復になった。そして、北海道新幹線の部分開業(2015年度末)に向けての試験の実施に伴うことの他、車両の老朽化などもあって、3月13日発の列車を最後に定期運行が終了となった[1]。
共同通信によると、この日の両駅ホームには鉄道ファンらが多数詰め掛け、発車と共に一斉に声援が送られた[2]。
共同通信によると、『北斗星』は、現役最後のブルートレインとして知られていた。ブルートレインは1958年に登場し、1970年代中頃には1日30往復が運行されていたが、新幹線や夜行バスなどの抬頭で廃止が進み、今回の『北斗星』の定期運行終了で、ブルートレインは全て姿を消すこととなった[2]。