中央競馬、8月25日から通常開催
【2007年8月23日】 馬インフルエンザの影響を受けて、前週の開催を取り止めていた日本中央競馬会(JRA)は8月22日、8月25日・26日の中央競馬の開催(新潟・小倉・札幌)を予定通り実施すると発表した。
JRAは今回発生した馬インフルエンザの感染源はまだ特定できていないとしている。しかし、実施した疫学調査では8月16日・17日の段階において陽性反応があったのは全体の19.4%であったのに対し、8月20日・21日の段階では9%に減少しており、また発熱馬も8月18日の96頭をピークに減少傾向となり、大流行した1971年末のような広がりは確認されていない。こうしたことを踏まえ、JRAでは8月25日・26日の競馬開催は予定通り行うことが出来ると判断した。なお馬インフルエンザの陽性反応を示した馬に関してはこの週の開催でも出走させないこととしている。
また西日本スポーツによると、馬インフルエンザの陰性反応を示した競走馬については出馬登録後再検査を行い、陰性が確認された場合レース出走が可能となっている。来週以後は原則として出馬登録のための検査は行わないとしている。
なおJRAは8月19日に開催する予定となっていた以下の重賞競走の開催日を次のとおりとすると発表した。
- 札幌記念 9月2日(第1回札幌8日目)
- 新潟ジャンプステークス 9月1日(第3回新潟7日目)
またデイリースポーツによると、やはり馬インフルエンザの影響で開催を中止していたホッカイドウ競馬、金沢競馬の開催についても、各々8月28日と9月2日から再開することを発表した。
出典
編集- JRAニュース 『【重要】馬インフルエンザに関するお知らせ』 — 日本中央競馬会, 2007年8月22日
- JRAニュース 『中止した重賞競走の移設について』 — 日本中央競馬会, 2007年8月22日
- 九州ねっと 『今週末から競馬再開 JRA』 — 西日本スポーツ, 2007年8月23日
- デイリースポーツonline 『道営競馬は28日に再開』 — デイリースポーツ, 2007年8月22日
- デイリースポーツonline 『金沢競馬は9月2日に再開』 — デイリースポーツ, 2007年8月22日
関連項目
編集- 2014年6月30日 (月): 園田競馬でも馬インフルエンザ、開催中止へ
- 2014年6月30日 (月): 中央競馬、11月に振り替え開催実施へ
- 2012年8月23日 (木): 中央競馬、馬インフルエンザのため開催取り止め
- 2012年8月23日 (木): 馬インフルエンザ、ホッカイドウ地方競馬にも直撃、開催中止
- 2007年8月24日 (金): 中央競馬、8月25日から通常開催