JR横浜線で電車が車掌と乗客を乗せないまま発車 車掌はタクシーで追いかける
【2011年9月15日】
2011年鉄道関連ニュース
9月13日午後6時30分頃(UTC+9)、横浜市神奈川区の[注釈 1]JR横浜線・東神奈川駅で、同駅始発八王子行き[注釈 2]下り普通電車が、車掌や乗客を乗車させないまま同駅を発車した[1][2]。電車は次の大口駅で約20分間停車し、タクシーで追いついた車掌が乗車した後に運転を再開した[1][2]。
JR東日本横浜支社の話によると、横浜線は同日午後1時5分頃に同線中山駅で発生した信号のトラブル[2]と、同日午後に東京都内のJR京浜東北線で発生した人身事故[1]の影響によりダイヤに大きな乱れが生じており、問題の電車は本来大船始発のところを東神奈川始発に変更されていた[1][2]。電車は東神奈川 - 大口間にある車庫を発車して東神奈川駅に到着した[1]が、乗務予定の車掌が発車予定時刻に現れなかったうえ、同駅で交代して[注釈 1]電車に乗車した男性運転士が車掌の不在に気づかず、ドアを開閉しないまま発車したため、同駅の乗客は乗車することができなかったという[2]。
横浜線は中山駅での信号トラブルにより上下線の電車20本が運休、14本に最大50分程度の遅れが生じており、東神奈川駅のトラブル発生時にも25分ほどの遅れが出ていたという。これらのトラブルにより、合計で2万3千人に影響が出た[2]。
注釈
編集情報源
編集本ニュースは「スポーツニッポン」および「神奈川新聞」の以下の報道を情報源としている。
関連ニュース
編集- "JR青梅線で電車が車掌をホームに残したまま発車 車掌は道路を走って追いかける"。ウィキニュース、2009年8月3日
- "箱根登山鉄道で車掌が駅に置き去り 次の駅まで700メートル走って追いつく"。ウィキニュース、2009年8月27日