東海道新幹線 岐阜県内で倒木による停電のため一時運転見合わせ
【2011年12月27日】
2011年鉄道関連ニュース
12月26日午前9時6分頃[注釈 1](UTC+9)、岐阜県関ケ原町内の東海道新幹線・米原駅 - 岐阜羽島駅間の上り線で、雪の重みで路線付近の樹木が架線に倒れかかり、同区間で停電が発生した[1][2][3]。その後、午前10時7分頃には同区間の下り線においても停電が発生し[2]、下り線でも架線に倒木がかかっていることが確認されたため、一時上下線で運転を見合わせた[1]。JR東海による倒木の除去作業が行われ[3]、午前11時18分に上下線とも運転を再開した[2]。
JR東海によると、運転見合わせが行われた区間は、上り線の新大阪駅 - 米原駅間および下り線の東京駅 - 岐阜羽島駅間[3]で、上下線の列車10本が運休し[注釈 2]、約70本に最大2時間半程度の遅れが生じたという[3]。米原駅 - 岐阜羽島駅間においては上下線の列車3本が立ち往生するなど、合わせておよそ60000人に影響した[1]。
JR東海によると、倒木のあった現場は周囲に比べて線路が低い場所を走っている区間で[3]、上下線それぞれの線路脇にあった高さ10m・直径25cmほどの木が1本ずつ倒れ[1][3]、枝や葉が架線に引っかかっていたという[3]。
岐阜地方気象台によると、寒気の流れ込みによって、東海地方では12月25日午後9時頃から雪が降り出し、関ケ原町内では26日午前11時時点で積雪が41cmに達したという。東海道新幹線では、26日の始発列車から浜松駅 - 新大阪駅間で上下線ともに徐行運転を行っていた[3]。
注釈
編集情報源
編集本ニュースは「時事通信」「毎日新聞」および「東京新聞」の以下の報道を情報源としている。