東海道・山陽新幹線300系、来春引退へ

【2011年10月21日】

新幹線300系電車

毎日新聞によると、JR東海JR西日本の両社は10月20日UTC+9)に、東海道山陽新幹線300系車両を、2012年に引退させることを発表した。

毎日新聞によると、300系は、空力性能を追求した能面のような顔立ちから、鉄道ファンからは「鉄仮面」との愛称で呼ばれ、かつての世界最高速度を記録した記念碑的存在だが、今回の両社の発表により、デビュー20年で姿を消すことになった。また、日本経済新聞によれば、同時にJR西日本の100系も引退するという。

毎日新聞によると、300系は、1992年に初代『のぞみ』として、東海道新幹線に投入された。前年の1991年には、試験走行で当時の世界最高速度となった時速325.7キロを記録、営業運転でも最高速度同270キロを実現した。東京-新大阪間を従来より19分短縮しての2時間半で結んだ。アルミ製車体を採用するなどして、先代の100系と比較して25%の軽量化を実現。減速時に電気を発生させる電力回生ブレーキ新幹線車両として初めて採用するなど、省エネ性能も売り物としていた。

毎日新聞によると、最盛期には計1,120両が在籍したが、1998年10月に製造を終了。その後は、1999年に運行開始した、より省エネ性能などに優れる700系や、2007年から導入された最新型のN700系との置き換えが進んでおり、10月現在で東海道新幹線には80両(5編成)、山陽新幹線には96両(6編成)が残るのみとなっている。日本経済新聞によれば、現在は、残存車両は主に『ひかり』・『こだま』を中心に運用されている。

日本経済新聞によると、JR東海の山田佳臣社長は、300系について「新幹線を本当の意味で高速鉄道たらしめた立役者である」と説明。引退に当たって記念イベントを計画していることを明らかにした。

日本経済新聞によると、JR東海は2012年度からは、最新形式・『N700A』を導入する。

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