東日本大震災 岩手県宮古市の津波は38.9mまで到達 - 東京海洋大学調べ

【2011年4月16日】

本地震に伴う津波予測図
米国海洋大気圏局(NOAA) (PD)
地震のデータ
気象庁
  • 発生時刻
    • 2011年3月11日14時46分頃 (UTC+9)
  • 震央
    • 三陸沖(牡鹿半島の東南東) 約130km付近
  • 座標
    • 北緯 37.8度 東経143.1度
  • 震源深さ
    • 約10km
  • 規模
    • M9.0

アメリカ地質調査所(USGS)
  • 発生時刻
    • 2011年3月11日14時46分23秒 (UTC+9)
  • 震央
    • 仙台の東 130km
  • 座標
    • 38.322°N, 142.369°E
  • 震源深さ
    • 24.4km
  • 規模
    • M9.0
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読売新聞によると、東日本大震災で起きた大津波が、岩手県宮古市・重茂(おもえ)半島で38.9mの高さまで到達していたことが東京海洋大学岡安章夫教授が実施した調査の結果明らかになった。

読売と47NEWSによると、これは同県を震源地として1896年にあった「明治三陸大地震」の38.2mを上回り、統計が確認されているものでは日本の津波では最大値となった。明治三陸地震では大船渡市で38.2mが最大であり、また今回の東日本震災においても過去の調査で宮古市・田老(たろう)地区で37.9mの遡上(そじょう)高が確認されている。

毎日新聞によると、この調査は4月10-13日にかけて東京大学と共同で行い、海岸線から400-450m離れた山の斜面で、津波によって倒された樹木を確認した。岡安氏は毎日新聞の取材に対し「明治三陸大地震クラスの巨大津波であったことを改めて示す結果です。今後の調査でさらに高い津波データが出る可能性がある」と話している。

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