セシウム、99%で不検出 福島の内部被曝2万人調査で
【2013年4月11日】
地震のデータ
- 発生時刻
- 2011年3月11日14時46分23秒 (UTC+9)
- 震央
- 仙台の東 130km
- 座標
- 38.322°N, 142.369°E
- 震源深さ
- 24.4km
- 規模
- M9.0
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時事通信によると、東京電力福島第一原発事故によって土壌が汚染された、福島県・茨城県の住民約2万2千人の内部被ばく調査をした結果、99%でセシウム137が検出されなかったことが判明した。この調査の結果、チェルノブイリ原発事故で土壌が同程度に汚染された地域に比べ、内部被ばくの度合いが100分の1程度であることも判明した。東京大学の早野龍五教授らが日本学士院紀要に発表した。
調査は2012年の3月から11月に、検出機器「ホールボディーカウンター」を用いて、福島県内の病院と共同で行なった。調査をした2万1785人のうち99%で、セシウム137の値が検出限界(全身で300ベクレル)を下回った。残り約1%の212人は、平均で体重1キロ当たり約10ベクレルが検出された。15歳以下の子供の検出率は0.09%だった。
早野教授は、この結果の要因として
- 土質によって農作物が放射性物質を取り込みにくい
- 食品検査が適切に行われている
- 住民が食事に気を配っている
と分析し、食品や内部被ばくの調査を続ける必要があるとしている。
産経新聞によると、数値が最も高かった4名は天然キノコ・イノシシを常食していたとみられており、食生活を変えたことで値が減少した。
情報源
編集- 時事ドットコム 『セシウム、99%で不検出=内部被ばく2万人調査-福島など「食事に気配り」・東大』 — 時事通信社, 2013年4月11日
- MSN産経ニュース 『セシウム、99%で不検出 福島の内部被曝、チェルノブイリを大幅に下回る』 — 産経新聞社, 2013年4月11日