東日本大震災の津波で流された漁船がカナダ沖合で発見される
【2012年3月24日】
地震のデータ
- 発生時刻
- 2011年3月11日14時46分23秒 (UTC+9)
- 震央
- 仙台の東 130km
- 座標
- 38.322°N, 142.369°E
- 震源深さ
- 24.4km
- 規模
- M9.0
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カナダ・ブリティッシュコロンビア州北部[注釈 1]クイーン・シャーロット諸島の西方沖約220kmの太平洋[注釈 2]で、昨年の東日本大震災による津波で流出した日本の漁船が漂流しているのが確認された[1][2][3]。同国の海難救援当局が3月23日(UTC-7)に発表した[2]。
カナダ運輸省の話によると、パトロールを行っていた飛行機[注釈 3]が同月20日に漁船を発見した[1]。船体は約60m[注釈 4]で、かなりさび付いているものの、上向きに漂っているという[1]。また、船体に大きな損傷は確認できないとされている[2]。船名は不明であるが、登録番号から照会したところ、日本の船であると分かったとされる[1]。23日に照会を受けた日本の海上保安庁は、漁船の所有者を確認。同漁船はイカ漁で使われていたトロール船で、青森県・八戸港に係留されていた際に津波で被災したことが分かった[2]。
漁船はおよそ50日後に北アメリカ大陸本土に到達する可能性があるという[3]。カナダ国防省では、同漁船の漂流が船舶の安全航行の妨げになる恐れがあるとして[2][3]、曳航を行うことも検討している[3]。また、同漁船による海洋汚染についても警戒しているが、漁船からの油の流出などは確認されていないという[2]。
注釈
編集情報源
編集本ニュースは「朝日新聞」「CNN」および「時事通信」の以下の報道を情報源としている。