新型インフルエンザで日本初の死者確認 - 沖縄

【2009年8月15日】

読売新聞によると、沖縄県宜野湾市に住んでいた57歳の男性が新型インフルエンザブタインフルエンザ)の感染で、8月15日未明(UTC+9病院で亡くなったことを発表した。沖縄県によると、日本国内で新型インフルエンザで死亡したのは今回が初めて。

時事通信によると、この男性は慢性腎不全透析を受けており、また過去にも心筋梗塞(しんきんこうそく)を発症したことがある。また男性は日本国外へ渡航したこともなく、周囲にインフルエンザの症状を訴える人らもいなかった。この男性の死因は肺炎を併発したことによる敗血症だった。

最新の感染分布図
██ 死亡者が確認された国・地域
██ 感染者が確認された国・地域
██ 感染の疑いのある者が存在する国・地域

韓国でも初の死者 感染者2000人超える

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日経新聞によると、韓国においても8月15日午前(日本時間に同じ。以下同)、新型インフルエンザに感染していた56歳の男性が肺炎と敗血症を併発し、死亡したと同国の保健福祉家族省が発表した。韓国でも新型インフルエンザ感染で死亡者が出たのは初である。この男性は8月1-5日の間タイ王国を同僚と訪れて、帰国後の8月8日に発熱。同9日に入院し、新型インフルエンザ感染の可能性があるとして同12日からタミフルを投与。しかし症状が改善されず死亡した。同行した同僚や家族らには感染が確認されていない。

また同省の説明によると、8月15日午前0時現在、新型インフルエンザの韓国での感染者は2032人を数えている。

情報源

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