中国製餃子 新たに4袋から農薬成分

【2008年2月10日】

東京新聞によると、日本生活協同組合連合会(日本生協連 COOP)は2月8日、回収した天洋食品冷凍食品餃子のうち4袋から新たに有機リン系農薬成分メタミドホスが検出されたことを発表した。

問題の商品は2007年9月8日製造の「COOP手作り餃子」で、皮と具を混ぜた全量検査により0.05-0.02PPMのメタミドホスが検出された。

東京新聞と朝日新聞によると、この農薬は残留農薬の可能性があるものの食品衛生法ニラキャベツの基準値よりは下回るうえ、健康被害も確認されていない。これらの商品は千葉県に2007年11月にCOOPの組合員に宅配されたもので、組合員から下痢やおう吐(吐き気)の症状が出たと、1月30日の中毒事件発覚後に届出があった。

東京新聞によるとCOOPは「濃度から意図的に(わざと)混入されたとは考えられにくい」と説明している。また朝日によると、2月3日には今回の商品と同じ2007年9月8日製造の別の2袋からも微量のメタミドホスが検出されているが、最初に発覚した2件の中毒事件の製造日とは異なっている。

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