ラッシュ時に線路内猫立入、2万人以上に影響
【2011年8月4日】
2011年鉄道関連ニュース
1日午前6時57分 (UTC+9)、JR東日本東京支社[1]の東京総合指令室に、京浜東北線の鶴見駅と川崎駅の間を走行中の普通電車(磯子発大宮行、10両編成)の車掌から、「床下から猫の鳴き声が聞こえる」と連絡が入った[2]。川崎駅で調べたが、猫は見つからず、次の蒲田駅でさらに確認を行ったところ、最後尾の車両の床下と車輪との隙間付近にある信号アンテナなどを格納する機器箱の上[2]に黒い子猫がいるのが発見された[1]。子猫は同駅の駅長室 に一時保護され、東京都の動物愛護相談センターに連絡[3]。その後、同センターに保護された[4]。
この騒動の影響で、同線は上下線15本に最大22分の遅れが出て、約2万3,000人に影響した[3]。同支社の広報担当者は、「床下に猫という話は、あまり聞いたことがない」[3]としたうえで、「お客さまには迷惑をかけたが、動物を放置するわけにもいかない」[1]と話している。
“子猫を引き取りたい” 問い合わせも
編集センターに保護された子猫は、けがもなく元気な様子で、職員の出したキャットフードを完食[1]。その後はカゴの中で眠ったという。猫は1-2週間で飼い主が現れなければ、都民に譲られるが、センターには既に引き取りたいという問い合わせが数件あった[4]。この猫は雑種で体長約20センチメートル、生後約3か月[1]。
情報源
編集- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 『京浜東北線止めた子猫、無事保護されキャットフード完食 出勤ラッシュ2万3千人に影響』 — 産経新聞, 2011年8月1日
- ↑ 2.0 2.1 『列車の床下から黒猫…蒲田駅で保護 JR京浜東北線遅れ』 — 朝日新聞, 2011年8月1日
- ↑ 3.0 3.1 3.2 『京浜東北線:走行車両の床下から「ニャー」 15本に遅れ』 — 毎日新聞, 2011年8月1日
- ↑ 4.0 4.1 『列車床下から救出の子猫、引き取りの申し出も』 — 読売新聞, 2011年8月2日