デング熱 代々木公園とは別型のウイルスが検出される
【2014年9月30日】
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厚生労働省が2014年9月29日に発表したところによれば、デング熱に感染した静岡県の20代の男性から検出されたウィルスの遺伝子配列が、代々木公園などで感染した患者のものと異なることが判明した[1][2][3][4][5][6][7][8][9]。
静岡県の20代の男性は、この男性は今月(9月)上旬に日帰りで都内を訪れ、9月10日に発症したとして、静岡県などが9月18日に感染を確認していた[1][2][8][9]。この男性は、最近の海外渡航歴がなく、代々木公園周辺などにも訪れていなかったので、国立感染症研究所でウイルスの遺伝子配列を調査していた[5][3][4][6]。
感染場所は不明だが[9]、厚生労働省では、「代々木公園周辺を中心に広がった症例とは別の人が海外からウイルスを持ち込んだと考えられる」としている[1][3]。
なお、厚生労働省が9月29日発表したところによれば、新たに3人がデング熱に感染、この3人は9月15-24日に発症し、そのうちの2人は代々木公園周辺におり、もう1人は感染場所がわかっていないという[3][6][7][5]。これで、全国での感染者は9月29日時点で150人になっている[5]。
東京慈恵医大の嘉糠洋陸教授(熱帯医学)は、読売新聞の取材に「実際にはもっと多くの感染者がいる可能性があり、代々木公園に限らず、各地で感染する危険性がある。蚊に刺されないよう心がけることが重要」と語っている[9]。
情報源
編集- ↑ 1.0 1.1 1.2 『静岡の男性から検出、代々木と別ウイルス デング熱』 — 中日新聞, 2014年9月30日
- ↑ 2.0 2.1 『デング熱 遺伝子配列違うウイルス検出』 — 日本放送協会, 2014年9月29日
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 『デング熱 代々木公園感染と別の感染経路か』 — 日テレNEWS24, 2014年9月29日
- ↑ 4.0 4.1 『デング熱 代々木公園とは“別の型”ウイルスを確認』 — テレビ朝日, 2014年9月29日
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 『別ルートでデング熱感染か これまでと遺伝子配列に違い』 — 朝日新聞, 2014年9月29日
- ↑ 6.0 6.1 6.2 桐野耕一 『デング熱:代々木とは別の感染源確認 静岡の20代男性』 — 毎日新聞, 2014年9月29日
- ↑ 7.0 7.1 『代々木公園とは別の感染源か デング熱、静岡の男性』 — 日本経済新聞, 2014年9月29日
- ↑ 8.0 8.1 『代々木公園と別遺伝子 デング熱 静岡の20代男性検出』 — 東京新聞, 2014年9月30日
- ↑ 9.0 9.1 9.2 9.3 『デング熱、別の遺伝子…静岡の感染男性』 — 読売新聞, 2014年9月30日