2009夏の甲子園、「3日越し」の熱闘は高知高校に軍配 - 2日目

【2009年8月12日】

読売新聞によると、全国高校野球大会甲子園球場で、当初8月9日(UTC+9。以下同)に開催される予定が雨天などのために2日間延期され続けた第2日がようやく8月11日に開催され、2日間連続して一度開催されながらノーゲームとなった如水館高校広島県)対高知高校高知県)の再々試合が第4試合で行われた。

試合は1回に高知高校が木下のタイムリーヒット、2回にも池知選手がタイムリー2塁打を打ったりして2点を追加。その裏に叙水館は森兼がタイムリーヒットで1点を返し、更に6回には西見もタイムリーヒットで1点差に追い上げた。

その後7回になって高知高校は満塁からの押し出しフォアボールと吉井が2ランタイムリーヒットを打つなどして5点を上げて突き放した。如水館は8回に宮本のレフト席へのソロホームランで1点を返したが、結局及ばず、9-3で高知高校が3日間に渡る熱闘を制した。

毎日新聞によると、高知高校の投手・公文は「2試合連続ノーゲーム」を含め3連投となったが、このノーゲームとなった2試合ではマウンドが雨でぬかるんで制球力を乱していたが、公文は「乾いたマウンドで投げたい」といっていたこともあり、天候が回復した3試合目で「マウンドが投げやすく、外角低めに集められた」と、4回・5回の攻撃で都合4人の打者を連続三振にきって抑えるなど、合計14の奪三振をマークした。その反面、過去2試合でリードを守りながらノーゲームを味わった如水館の投手・幸野はボールが高めに浮くなどして2回3失点で降板した。「自分がしっかりしなければと空回りしたのがこのような結果になった」と振り返っている。

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