2006年サッカーW杯、地区予選おわり27ヶ国の出場が確定
【2005年10月14日】
12日、各地でサッカーのワールドカップ地区予選が行われ、出場枠32ヶ国のうち、リーグ戦の結果と開催国枠(ドイツ)による出場国27ヶ国が確定した。残る5ヶ国は11月のプレーオフの結果によって争われる。
南米予選(出場枠4.5)では、ウルグアイがプレーオフ進出を決めた。アルゼンチン、ブラジル、エクアドル、パラグアイがすでに出場を決めており、プレーオフ進出権をかけたウルグアイ、コロンビア、チリによる5位争いが注目されていた。
ウルグアイはオセアニア(出場枠0.5)地区1位のオーストラリアと対戦する。前回2002年大会の南米・オセアニアのプレーオフと同様の顔合わせになった。
アジア地区(出場枠4.5)では、バーレーンがプレーオフ進出を決めた。イラン、日本、韓国、サウジアラビアがすでに出場を決めており、ウズベキスタンとバーレーンが5位を争っていた。試合はバーレーンで行われ、0-0で引き分けた。両国の前回の対戦は、ウズベキスタンで1-1で引き分けている。点数では変わらないものの、アウェーでのゴール数でまさるバーレーンが5位に確定した。
バーレーンは北中米カリブ海地区(出場枠3.5)4位のトリニダード・トバゴと対戦する。トリニダード・トバゴは予選中盤では5位だったが、最終的にグアテマラを凌ぎ、プレーオフ出場を手にした。北中米カリブ海地区では、アメリカ合衆国、メキシコ、コスタリカが出場を決めている。
ヨーロッパ(出場枠14)では、予選最終日、フランス、セルビア・モンテネグロ、スウェーデンが出場を決めた。これにより、ヨーロッパからのすでに決定した出場国は、ドイツ(開催地)、ウクライナ、オランダ、ポーランド、イングランド、クロアチア、イタリア、ポルトガル、スウェーデン、セルビア・モンテネグロ、フランスの11ヶ国となった。残る3枠は、チェコ、スペイン、トルコ、スイス、ノルウェー、スロバキアの6ヶ国によるプレーオフで争われる。14日決まったプレーオフの組み合わせは、スペイン対スロバキア、スイス対トルコ、ノルウェー対チェコとなった。
セルビア・モンテネグロはボスニア・ヘルツェゴビナとの試合となった。スポニチによれば、試合は厳戒態勢のなかで行われたものの、観客の小競り合いにより、17人が負傷した。
アフリカ(出場枠5)は9日にすべての予選を終わり、コートジボワール、アンゴラ、トーゴ、ガーナ、チュニジアの出場が確定している。チュニジアを除く4ヶ国は初出場となる。
プレーオフはホーム・アンド・アウェーで2試合を行う。ヨーロッパのプレーオフの日程が決まっており、11月12日と11月16日に試合を行う。
出典
編集- 『ウルグアイがプレーオフ進出、W杯の南米予選』 — CNN, 2005年10月13日
- 『27チームが本大会に名乗り 残る5枠はプレーオフで』 — 河北新報, 2005年10月13日
- 『フランスが本大会へ W杯欧州予選』 — CNN, 2005年10月13日
- 『仏、スウェーデンなどW杯出場決める チェコ、スペインらPOへ』 — 共同通信=産経新聞, 2005年10月13日
- 『17人負傷…厳戒旧ユーゴ対決』 — スポニチ, 2005年10月14日
- "W杯予選は佳境 シルビオも必死"。横浜FC広報/朝日新聞、2005年9月18日。
- 『サッカー=W杯アフリカ最終予選、コートジボワールなどが初出場』 — ロイター, 2005年10月9日
- "Spain handed kind World Cup draw"。BBC News、2005年10月14日。
- "World Cup Play-off draw"。World Soccer、2005年10月14日。
- "Matches and Results"。Official site for the 2005 FIFA World Cup Germany、2005年10月14日アクセス。