野球賭博問題 独立リーグ選手も関与か?

【2010年6月25日】

中日新聞によると、野球独立セミプロリーグジャパンフューチャーベースボールリーグ(JFBL)」の参加チームの選手が野球賭博に関与して所属チームから解雇されて大阪府警から事情聴取を受けていたことがわかり、6月25日(UTC+9 以下同)大阪市内で会見を行った。

中日によると、野球賭博への関与が疑われているのはJFBLの「大阪ゴールドビリケーンズ」に属する8人の選手。同チームの宮本高明代表は会見で、6月16日に村上隆行監督にかかってきた電話で選手の野球賭博関与疑惑が浮上。あくる17日に20人の選手中8人がこれに関与したことを認め、更に2日後の19日に8人を解雇し、また更に22日に大阪府警曽根崎警察署に出頭して事情聴取を受けた。

読売新聞によると、ゴールドビリケーンズが関与したのではないかとされる賭博の賭けの対象は日本プロ野球組織(NPB)の試合で、掛け金や暴力団の関与などの詳細は「警察が捜査中」として、公表されなかった。また会見した村上監督は「選手を上(NPB組織のチーム)に上げようと頑張ったが裏切られた気持ちだ。ファンやスポンサーに申し訳ない」と謝罪した。

他の独立リーグにも影響

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スポーツニッポンによると、このJFBL所属選手の野球賭博関与問題は他の独立セミプロリーグにも影響を及ぼしている。ゴールドビリケーンズが前年・2009年所属していた関西独立リーグの鳥居厚生代表は「自らに泥を塗るようなことで残念。まして経営の厳しい中でもっとサポーターが減ってしまう」と愕然とした表情を見せた。またJFBLと交流試合を行っている四国九州アイランドリーグの鍵山誠最高経営責任者(CEO)も「自分達の目指すNPBを(賭博の)対象にしたことで憤りを感じる」と話し、6月26日にも緊急理事会を行い、今後の交流戦開催の可否を検討するとしている。

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