自民、296議席の大勝―第44回衆議院議員選挙

【2005年9月12日】

解散時(内円)との党派別議席数比較

11日、第44回衆議院議員総選挙が行われ、開票の結果、自由民主党が全議席の61.67%にあたる296議席(前回249)を獲得して、絶対安定多数を超える劇的勝利を収めた。公明党と合わせた与党では全議席の3分の2である320を超えて327議席となった。これにより、参議院で否決された郵政民営化法案の成立が確実視される。これは憲法第59条第2項の規定により参議院で否決された法案は衆議院で3分の2以上の賛成があれば成立するためである。

民主党は113議席と前回(175議席)を大幅に下回り、大敗。これを受けて岡田克也民主党代表は、代表辞任を表明した。

比例代表東京ブロックでは、自民党が本来得るはずの議席が社民党に与えられる現象が起こった。同ブロックでは計算上8議席を自民党に与えられるはずであったが、該当する候補者が7人しかいなかったため。公職選挙法の規定で社民党の保坂展人候補が議席を獲得した。

また今回の選挙では、女性議員43人が当選し、1946年の39人を超え、衆院史上最多となった。自民党がいわゆる郵政反対派に対抗して女性候補を多数擁立したことが、女性議員の増加につながったと日本経済新聞などは伝えている。

出典

url=http://www.asahi.com/politics/update/0912/013.html |タイトル=比例で得た自民の1議席、候補者不足し社民へ 東京 |著者= |発行者=朝日新聞社 |日付=2005年9月12日}


この記事はアーカイブされており、原則として編集ができません。

ウィキニュースに掲載された記事は、執筆・公開された時点のものであり、公開後に発生・判明した出来事や知識を網羅しようとするものではありません。

訂正がある場合、訂正内容とともに{{editprotected}}テンプレートをトークページへ追加することで管理者目に留まるようになります

なお、方針により、アーカイブされた記事内容の変更・更新は行わず、文法や書式の修正依頼などのみ受け付けています。

なお、掲載されている情報源や外部リンクの中には、時間の経過によりオンライン上で利用できなくなったものがあります。