日本勢初めてのメダルは男子スピードスケート500メートルで - バンクーバー五輪
【2010年2月17日】
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解説・資料
カナダのバンクーバーで開かれている冬季オリンピックで2月15日(UTC-7)、男子スピードスケート500メートルの長島圭一郎選手が銀メダル、加藤条治選手が銅メダルを獲得した [1][2][3][4]。日本勢は同大会で初めてのメダルを獲得したことになる[1][3]。また、同種目で日本人が複数のメダルを獲得するのは1992年のアルベール冬季オリンピック以来[4]。
最終組の滑走終了後、長島選手は何位かどうかをしきりに確認、加藤選手は日の丸をまとって、じっとしていた[1][2]。結果は0.03秒差で長島選手が2位、加藤選手が3位であった[2][3]。前回のトリノ冬季オリンピックでは期待されながらメダルを逃していた2人はメダルを獲得した[1]。
試合後、長島選手は「普段試合を見に来ない父親が観戦し、泣いて喜ぶ姿を目できて幸せ」とコメント。一方、加藤選手は「金メダルを逃して悔しい」とコメントした[3]。
スピードスケート男子500メートルを制したのは韓国代表の牟太釩(モ・テボン)選手。2本の滑走合計タイムが1分09秒82で、この日迎えた21歳の誕生日を最高の形で迎えた。一方、1本目滑走が1位だったフィンランドのミカ・ポウタラ選手は2本目が伸びずに5位に終わった。[5]
競技結果
編集上位3名と日本代表選手の結果。順位は2本滑走し、合計タイムで決定する[6]。
順位 | 選手名 | 所属国 | 1本目 | 2本目 | 合計タイム |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 牟太釩(モ・テボン) | 韓国 | 34秒923 | 34秒906 | 1分09秒82 |
2位 | 長島圭一郎(ながしま・けいいちろう) | 日本 日本電産サンキョー |
35秒108 | 34秒876 | 1分09秒98 |
3位 | 加藤条治(かとう・じょうじ) | 日本 日本電産サンキョー |
34秒937 | 35秒076 | 1分10秒01 |
13位 | 及川佑(おいかわ・ゆうや) | 日本 びっくりドンキー |
35秒174 | 35秒254 | 1分10秒42 |
17位 | 太田明生(おおた・あきお) | 日本 JR北海道 |
35秒315 | 35秒347 | 1分10秒66 |
情報源
編集情報源は日本時間(UTC+9)です。
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 栗林創造、金子淳(毎日jp) 『五輪スピード:「静と動」で初メダル…長島選手と加藤選手』 — 毎日新聞, 2010年2月17日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 共同通信(SANSPO.COM) 『わずか0.03秒差…まるで勝者と敗者』 — 産経スポーツ, 2010年2月16日午後8時22分
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 『長島が銀、加藤は銅=日本、初メダル-バンクーバー五輪男子500』 — AFP=時事通信, 2010年2月16日午後4時34分
- ↑ 4.0 4.1 YOMIURI ONLINE 『複数メダルは92年黒岩・井上以来…男子五百m』 — 読売新聞, 2010年2月16日1時15分
- ↑ ロイター.co.jp 『五輪=スピードスケート男子500m、日本が銀と銅を獲得』 — ロイター通信, 2010年2月16日午後2時26分
- ↑ サンケイスポーツ 『競技日程』 — サンケイスポーツ, 2010年2月16日午後1時12分