御堂筋線梅田駅で火事、多数の乗客が一時避難

【2011年2月22日】

火事のあった御堂筋線梅田駅構内

読売新聞時事通信によると、2月22日午前9時(UTC+9)頃、大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅大阪市北区)で、地下2階のホーム北側エスカレーター下の倉庫付近から白煙が上がっているのが発見された。

読売新聞によると、119番通報で同市消防局消防車29台が出動し消火に当たり、倉庫約30平方メートルを全焼し約4時間後に消火した。同市交通局は、が同駅ホーム全体に充満したため、同線全線で運行停止。約1時間40分後に、同駅を通過する形で運転再開したものの、上下線計33本が遅れ、利用客約11万8,000人に影響が生じ、JR西日本阪急電鉄南海電鉄近鉄がそれぞれ振替輸送を実施した。また、同駅周辺に設けられた約10ヵ所の防火シャッターが下ろされたものの、同駅と繋がる地下街にも異臭が漏れ出したため、一部で立入禁止となり、朝ラッシュ時間帯と重なり、一時騒然となった。

読売新聞によると、出火当時、同駅ホーム上には、電車を待つ利用客や、到着した電車の乗客ら計約3,000人がいたが、駅員らの誘導によって避難し、負傷者はいなかった。電車を降りて避難誘導にあたった男性運転士(39歳)と男性車掌(36歳)が、の痛みを訴え搬送されたが、2人とも軽症である模様。

読売新聞が同市交通局などの話として伝えたところによると、火災のあった倉庫は、同局から委託を受けた民間の清掃会社が管理している。また、時事通信によると、この倉庫は普段はが掛けられており、一般客は立ち入ることができないという。

読売新聞によると、この火災について、大阪府警曽根崎署は、清掃会社の担当者などから事情を聴くなどして出火場所や原因を調べている。

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