寝台特急『日本海』が最終走行
【2012年3月17日】
2012年鉄道関連ニュース
朝日新聞・産経新聞によると、40年余りに亘って大阪-青森間を結んできた寝台特急・「日本海」が、3月17日(UTC+9)のダイヤ改正で定期運行から退くことになり、最終列車が3月16日夕方に大阪駅を出発した。
産経新聞によると、関西発着の「ブルートレイン」は、国鉄時代から親しまれてきたが、新幹線や高速道路網の拡大による乗客の減少によって役割を終え、姿を消す運びとなった。
産経新聞によると、国鉄時代の1950年に急行として運行開始した「日本海」は、1968年に特急に昇格。青い客車を使用するブルートレインは、昨今廃止が相次いでおり、今後残る列車は、「北斗星」(上野-札幌間)と「あけぼの」(上野-青森)の2列車のみとなる。
朝日新聞によると、午後5時47分に列車が動き出すと同時に、「ありがとう」などの叫び声が、大阪駅のホームに響き渡った。
朝日新聞によると、最終列車に惜別乗車した乗客の一人は、「『日本海』は、私にとって青春の思い出。時代の流れで仕方無いですが、惜しいです」と話していた。
情報源
編集- 朝日新聞デジタル 『寝台特急「日本海」最終列車出発 大阪駅にファン2千人』 — 朝日新聞社, 2012年3月16日
- MSN産経ニュース 『さよなら「日本海」「きたぐに」 鉄道ファンに見送られ…JR大阪駅』 — 産経新聞社, 2012年3月16日