九州新幹線鹿児島ルート、2011年3月12日に全線開業
【2010年9月16日】
2010年鉄道関連ニュース
朝日新聞・日本経済新聞によると、JR九州とJR西日本は、九州新幹線鹿児島ルートの全線開業日が2011年3月12日(UTC+9)に決まったと、9月15日に正式発表した。
両報道によると、同日から山陽新幹線と九州新幹線との相互直通運転(新大阪―鹿児島中央間、約810キロメートル)も開始される。
朝日新聞によると、九州新幹線鹿児島ルートは、新八代―鹿児島中央間(約127キロメートル)が2004年3月に先行開業。今回の博多―新八代間(約130キロ)の開通により、大阪市と鹿児島市とが1本の鉄道で繋がることになる。
日本経済新聞によると、新大阪-鹿児島中央間の直通列車は、基本列車としては『さくら』を運行するが、停車駅を絞り、同区間を最速3時間47分で運行する『みずほ』も運行予定である。また、九州新幹線内(博多-鹿児島中央駅間)は『つばめ』を運行させる。朝日新聞によれば、『みずほ』で最速3時間47分(先述)、停車駅が若干多い『さくら』でも約4時間で結ぶ予定で、料金や各列車の停車駅については調整中である。
朝日新聞によると、JR西日本の佐々木隆之社長は、「大阪―鹿児島間で、ライバルの飛行機と五分五分のシェアに迫りたい」とコメントし、競合区間に於いて割引切符を発売する可能性を示した。
情報源
編集- asahi.com 『全線開業は来年3月12日 九州新幹線鹿児島ルート』 — 朝日新聞社, 2010年9月15日
- 日本経済新聞 電子版 『九州新幹線鹿児島ルート、来年3月12日に全線開業』 — 日本経済新聞社, 2010年9月15日