東北新幹線列車がドアを開けず東京駅を出発 乗客200人が置き去り
【2010年12月5日】
2010年鉄道関連ニュース
12月4日午後5時35分頃(UTC+9)、東京都千代田区の[注釈 1]JR東日本・東京駅で、東北新幹線東京発仙台行き「やまびこ147号」がドアを開けず、乗車予定だった約200人の乗客をホームに置き去りにして発車した[1][2]。ホームにいた駅員が発車直後に気づいたため、147号は次の停車駅の上野駅で待機し、乗客は後続の列車で上野駅へ向かって同列車に乗り換えた[1][2]。
JR東日本によると、東北新幹線は強風の影響でダイヤが乱れていた[1][2]。147号には上り列車に乗務していた車掌が東京駅到着後に乗務する予定であったが、上り列車が遅延したために別の車掌の手配を行っていたという[2]。147号の運転士は、ドアの開閉操作を行う車掌の乗車を確認せず[1]、車掌が乗っていないことに気づかないまま発車したと見られている[2]。同社では「聞いたことのないミス」と謝罪した[1]。
147号は強風の影響により東京駅を54分遅れで発車しており[1][2]、上野駅での待機によりさらに31分の遅れが生じ[1]、上野駅を1時間25分遅れで発車した[2]。
注釈
編集- ↑ 時事通信より
情報源
編集本ニュースは「時事通信」および「共同通信」の以下の報道を情報源としている。