仁川空港-ソウル間の空港鉄道が全線開通

【2010年12月29日】

空港鉄道の車両(資料、2009年1月21日撮影)
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ウィキペディア仁川国際空港に関する記事があります。
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ウィキペディアKORAIL空港鉄道に関する記事があります。

朝日新聞時事通信によると、大韓民国仁川空港ソウル駅とを結ぶ空港鉄道KORAIL空港鉄道)が全区間で開通し、12月29日UTC+9)から営業運転を開始した。

両報道によると、所要時間は最短43分で、通常1時間以上を要するバスタクシーよりも早く到達する。朝日新聞によれば、日本人観光客にとっても移動手段が増加し、利便性が向上することが予想される。

時事通信によると、 開業に先立つ12月28日にはソウル駅で記念式典が行われ、金滉植首相が「仁川空港の国際競争力が一層強化される」と述べ、開業に期待を示した。

時事通信によると、この空港鉄道は、2007年3月に仁川・金浦空港間(37.6キロ)で開通。このほど、金浦空港~ソウル駅間(20.4キロ)での工事が完了し、全線開通と相成った。

朝日新聞によると、仁川空港-ソウル駅間の所要時間は、30分間隔で運行される途中駅に停車しない「直通」で43分、ソウル中心部近くに位置する金浦空港などの途中に各駅停車する「一般」で53分。運賃は、それぞれ1万3,300ウォン(約960)と3,700ウォン(約270円)となる。ソウル駅では、現時点では一部の航空会社に限られるものの、国際線の搭乗手続も可能である。

時事通信が韓国政府の話として伝えたところによると、空港鉄道に於いては、韓国高速鉄道(KTX)の乗り入れ運行も計画されている。KTXの導入により、仁川空港-ソウル駅間の所要時間は28分に短縮されることが見込まれ、同空港の国際ハブ空港化が加速するという期待感も高まっている。

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