2016年東京都知事選、小池百合子氏が初当選 - 初の女性都知事に
【2016年7月31日】
舛添要一前東京都知事の辞任に伴う東京都知事選挙は、7月31日に投開票が行われ、小池百合子氏が初めて当選し、東京都としては初めて女性の知事が誕生した[1]。当選確実の報道を受けて小池氏は、「これまでにない選挙で支援者の輪が広がっていくことを痛感した。新都知事として、これまでにない、見たことがない都政に邁進していきたい。」と述べた。また、初の女性都知事となったことから「女性として、女性政策をしっかり進めることも、実りある幸せな東京の実現につながる。」と述べ、待機児童問題等の問題について責任持って対策を進めるとしている[2]。
小池氏は兵庫県出身で1952年生まれの64歳。ワールドビジネスサテライトのキャスターなどを務めたのちに、1992年の参議院議員選挙で初当選(当選1回)し政界入り、その後1993年の衆議院議員選挙に当選(当選8回)、また第2次小泉内閣(2003年)では環境大臣として初入閣、その後第1次安倍内閣では防衛大臣を務めていた[3]。
今回の選挙は、投票率59.73%で前回(2014年)の46.14%を13.59%上回った[4]。一方、前々回(2012年)に比べては2.87%低くなっている[5]。また、前日まで期日前投票を済ませた人は170万8195人で、前回(2014年)に比べ70万5281人増加した[6]。
開票結果
編集開票結果は次の通り[7]。候補者の所属政党、推薦政党は括弧内に示す[7][8]。
届出順 | 氏名(所属/推薦) | 獲得票数 |
---|---|---|
1 | 高橋尚吾(無所属・新人) | 16,664 |
2 | 谷山雄二朗(無所属・新人) | 6,759 |
3 | 桜井誠(無所属・新人) | 114,171 |
4 | 鳥越俊太郎(無所属・新人/民進党、 日本共産党、社会民主党、 生活の党と山本太郎となかまたち、 緑の党グリーンズジャパン、 市民の声ねりま推薦) |
1,346,103 |
5 | 増田寛也(無所属・新人/自由民主党、 公明党、日本のこころを大切にする党推薦) |
1,793,453 |
6 | マック赤坂(無所属・新人) | 51,056 |
7 | 山口敏夫(国民主権の会・新人) | 15,986 |
8 | 山中雅明(未来創造経営実践党・新人) | 3,116 |
9 | 後藤輝樹(無所属・新人) | 7,031 |
10 | 岸本雅吉(無所属・新人) | 8,056 |
11 | 小池百合子(無所属・新人) | 2,912,628 |
12 | 上杉隆(無所属・新人) | 179,631.018 |
13 | 七海ひろこ(幸福実現党・新人) | 28,809 |
14 | 中川暢三(無所属・新人) | 16,584 |
15 | 関口安弘(無所属・新人) | 1,326 |
16 | 立花孝志(NHKから国民を守る党) | 27,241.975 |
17 | 宮崎正弘(無所属・新人) | 4,010 |
18 | 今尾貞夫(無所属・新人) | 3,105 |
19 | 望月義彦(無所属・新人) | 3,332 |
20 | 武井直子(無所属・新人) | 4,605 |
21 | 内藤久遠(無所属・新人) | 2,695 |
情報源
編集- ↑ 『東京都知事選 小池百合子氏が初当選』 — 日本放送協会, 2016年8月1日
- ↑ 『小池氏「これまでにない都政にまい進」』 — 日本放送協会, 2016年7月31日
- ↑ 『小池百合子 こいけ-ゆりこ』 — コトバンク, 2016年7月31日閲覧
- ↑ 『小池氏、無党派層にも浸透 女性初の都知事誕生』 — 朝日新聞, 2016年7月31日
- ↑ 『東京都知事選 確定投票率59.73%』 — 日本放送協会, 2016年7月31日
- ↑ 『東京都知事選挙 投票進む』 — 日本放送協会, 2016年7月31日
- ↑ 7.0 7.1 『平成28年 東京都知事選挙 開票結果』 — 東京都選挙管理委員会, 2016年8月1日
- ↑ 『2016東京都知事選 候補者一覧』 — 朝日新聞, 2016年7月14日
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