2010年ノーベル化学賞 鈴木章氏・根岸英一氏ら3人が受賞 日本人のノーベル賞受賞者18人に
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背景解説
【2010年10月7日】
スウェーデンの王立科学アカデミーは10月6日(UTC+2)、2010年のノーベル化学賞を鈴木章・北海道大学名誉教授(80)、根岸英一・米国パデュー大学特別教授(75)、リチャード・ヘック・米国デラウェア大学名誉教授(79)の3人に授与すると発表した[1][2][3]。
授賞理由となる業績は「有機合成におけるパラジウム触媒を利用したクロスカップリング」[1][2][3]。3人は金属であるパラジウムを触媒として炭素原子同士を結合、さまざまな有機化合物を容易に作り出す合成法を開発した[1][3]。
日本人のノーベル化学賞受賞は、2008年の下村脩・米国ボストン大学名誉教授以来2年ぶり[1][2]。鈴木・根岸両氏の受賞により、日本人のノーベル賞受賞者は計18人、化学賞受賞者は計7人となった[1][2][3]。
情報源
編集本ニュースは「共同通信」、「読売新聞」および「朝日新聞」の以下の報道を情報源としている。