長野で行方不明の男児が遺体で発見

【2006年1月16日】

釜口水門(資料)(GFDL)

読売新聞、中日新聞、日刊スポーツによると、2005年12月3日に長野県諏訪市堀内龍桜君(当時11歳)が行方不明になっている事件で1月15日、岡谷市湊の諏訪湖で龍桜君の遺体が発見された。

15日午後0時20分ごろ、諏訪湖に釣りに来ていた岡谷市の男性 (70) が湖面に男児らしき遺体が浮いているのを発見し、警察に通報した。駆けつけた岡谷署の警察官が遺体を収容、その後、母親によって龍桜君であることが確認された。岡谷署は目立った外傷も無く、服装も行方不明当時のままであることから、朝日新聞によれば過って転落した事故の可能性が高いと見ている。中日新聞、日刊スポーツによると、同署は司法解剖し死因の特定を慎重に行うという。読売新聞、中日新聞によると、発見された場所は、行方不明になる直前に散歩していた釜口水門付近。水深はおよそ4.7メートル。釜口水門は諏訪湖の西端で、天竜川への流出口にあたる。

中日新聞によると、長野県警は延べ3,000人の捜査員を動員し、朝日によればこの水門付近も含め諏訪湖をダイバーが探索していたが手がかりはつかめていなかった。

堀内龍桜君が通っていた諏訪市立高島小学校の小口あけみ校長は「元気でいると信じてきた。本当に残念な結果になった」と語った。

龍桜君は2005年12月3日午後3時ごろ、諏訪湖畔を散歩中に子犬の扱いについて妹と口論になった。それを母親に叱られた後、母親がトイレに行った隙に行方不明になっていた。

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