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一審の東京地裁の判決では松下の請求を認め、「一太郎」、「花子」の製造、販売の差し止めと在庫の廃棄を命じた。しかし仮執行を認めなかったため、製造、販売は続けられていた。
 
こ今回の第二審では、アメリカ合衆国の[[w:ヒューレット・パッカード|ヒューレット・パッカード]]社の「HPニューウェイブ環境」というソフトが、松下の特許の出願より前に公知であったという主張を原告が追加していたが、判決では「文献に記載されていたアイデアと、それまでに普及していた技術を組み合わせれば、松下の特許の内容は容易に発明できた」と指摘した。
 
知財高裁は東京高等裁判所の特別支部として今年4月に新設された。この裁判は知財高裁で、裁判官5人で審理する大合議が出した初めての判決である。裁判長は篠原勝美所長が務めた。
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|発行者=朝日新聞社
|日付=2005年10月1日}}
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