橋本元首相、政界を引退へ
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【2005年8月12日】
橋本龍太郎元首相(68)は11日、体調不良のため、今年9月に予定されている衆議院選挙で、岡山4区からの小選挙区での立候補をしないことを正式に発表した。また、自民党執行部は12日、橋本氏の比例代表区のみへの立候補を、認めない方針を示した。このため、比例代表での出馬も厳しい状態となり、政界引退も避けられない状況だ。
橋本氏は昨年7月、日本歯科医師連盟から受け取っていた1億円の献金を政治資金収支報告書に記載しなかったため、責任を取って派閥会長を辞任し、次の選挙で小選挙区からは出馬しない考えを表明し、比例代表での出馬の意向を示していた。
橋本氏は、1963年衆議院初当選。厚生大臣、運輸大臣、通商産業大臣を歴任。1995年自民党総裁に就任後、1996年から1998年まで内閣総理大臣。参議院議員選挙敗北後、辞任したが、その後森内閣でも行政改革担当大臣等を務めた。2001年再び党総裁選に出馬したが、小泉現首相に敗れた。
出典
- YOMIURI ONLINE 『橋本元首相引退へ、自民執行部「比例単独」認めず』 — 読売新聞, 2005年8月12日
- MSNニュース 『衆院選:橋本龍太郎元首相、岡山4区からの不出馬表明』 — 毎日新聞, 2005年8月11日