日本、初めての人口自然減が確定
【2006年9月9日】
読売新聞と日本経済新聞によると、8日に厚生労働省が発表した2005年の人口動態統計により、日本の人口が自然減したことが確定した。これは現行の統計を取り始めた1899年以来で初のことであり、昨年末に発表された同統計の推計からも指摘されていた。
出生数が前年より4万8,191人少ない106万2,530人であるのに対し、死亡数は5万5,194人増えた108万3,796人となっていた。日刊スポーツによれば自然増加数は昨年より10万3,385人減少してマイナスに転じ、2万1,266人の自然減となった。
日刊スポーツによると、合計特殊出生率の概数値は1.25となっている。
日本経済新聞には人口減少の原因として、団塊ジュニア世代の出産がピークを過ぎつつあることが挙げられている。
自然増加(減少)数
編集厚生労働省による、単位 万人
関連記事
編集- 「2005年日本の出生率、過去最低の1.25に」、2006年6月2日
- 「2005年国勢調査の速報値発表、日本の総人口は前の年より約2万人減少」、2005年12月28日
- 「日本の人口、統計開始以来初の自然減―2005年人口動態統計」、2005年12月22日
出典
編集- 『人口、初めての自然減が確定・05年人口動態統計』 — 日本経済新聞, 2006年9月8日
- 『日本の人口、自然減が確定…1899年以来初めて』 — 読売新聞, 2006年9月8日
- 『日本の人口、初の自然減が確定』 — 日刊スポーツ, 2006年9月8日
- 『平成17年 人口動態統計(確定数)の概況』 — 厚生労働省, 2006年9月8日
- 『平成17年 人口動態統計(確定数)の概況-統計表(表計算ファイル)』 — 厚生労働省, 2006年9月8日