台風5号、台湾南部へ上陸か―台北の南南東を北西へ

【2006年7月24日】

台風第0605号「ケーミー」
台風5号、24日午後2時30分。アメリカ海軍台風情報センター/米国海洋大気圏局による
7月24日午後6時45分に
気象庁が発表した
7月24日午後6時の実況
位置 台北の南南東 約380km
北緯21度40分
東経122度30分
大きさ
強さ 強い
中心気圧 955hPa
最大風速 40m/s
進行方向 北西
速度 20kmkm/h
暴風域 中心から 110km
強風域 中心の南側 480km
中心の北側 280km
上陸

気象庁によると、強い台風5号「ケーミー」(Kaemi)は、24日午後6時現在、勢力を保って台北の南南東の沖合を北西へ進んでいる。予報円の中心を通ると、25日には台湾南部に上陸し、台湾海峡へ出た後華南へ再上陸すると予想されている。

沖縄気象台や琉球新報によれば、台風が八重山地方に最接近するのは、24日の宵の内から25日の午前0時ごろにかけてとなりそうで、24日夜遅くには石垣島与那国島などが強風域に入る見込み。一方、宮古島地方気象台によると、宮古島地方が強風域に入る恐れはほとんどなくなった。

沖縄気象台は、八重山地方沿岸では24日夜遅くから大しけとなる見込みだとして警戒を呼びかけている。

CNN、AP、ロイターによれば、フィリピンでは北部が24日この台風の雨と風の影響を受け、マニラ市内の学校が休校したり、官公庁や株式市場が閉鎖されたりした。また、進路に当たる台湾では、強い雨や風、土砂崩れ、鉄砲水、水害などについて注意が呼びかけられている。

また、エクスプロア天津によると、今年の台風4号でも被害を受けた中華人民共和国の福建省に今回の台風が上陸する恐れが出てきたと、中国中央気象台が発表した。

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