台風19号、フィリピンルソン島を横断、死者10人

【2006年10月30日】

台風第0619号「シマロン」
ルソン島を横断する台風19号、30日午前2時30分。合同台風警報センター/米国海洋大気圏局による
30日午後6時45分に
気象庁が発表した
30日午後6時の実況
位置 南シナ海北部
北緯17度05分
東経118度40分
大きさ
強さ 強い
中心気圧 950hPa
最大風速 40m/s
進行方向 西
速度 10km/h
暴風域 半径90km
強風域 半径280km

気象庁によると、台風19号「シマロン」(Cimaron) は、フィリピンルソン島北部を横断して、南シナ海に抜けた。30日午後6時 (UTC+9) 現在、南シナ海北東部にあって、西に進んでいる。11月2日には海南島など中華人民共和国の南部ないしベトナムに達する可能性がある。

APによれば、30日 (UTC+8)、この台風のため北フィリピンに大きな被害があり、地滑りや洪水のために少なくとも10人が死亡した。

イサベラ州の町Dinapigueでは落下した木のために5人が死亡、15人が負傷したと伝えられた。この町では、町の90%の家屋に被害が出た。また、同じ州では、29歳の農夫が、ボートが転覆して死亡した。ベンゲット州では4歳の少女が地滑りのために死亡した。カリンガ州では53歳の男性が死亡した。アウロラ州でも、母子が死亡した。

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