台風18号「ダムレイ」、死者110人を超えると報道

【2005年10月1日】

ロイターは、台風18号「ダムレイ」(Damrey)の死者が少なくとも120人に上ると30日ハノイから報道した。AFP通信は、少なくとも111人、毎日新聞は少なくとも110人と報じている。台風18号は、21日午前9時、フィリピンの東海上で発生し、西方面へ移動、フィリピン・海南島・ベトナムからラオスへと移動し、28日午前3時(日本時間、UTC+9)までに勢力を落として熱帯低気圧となっている

中国での死者が、25人に修正されたほか、ベトナムから新たに死者・行方不明者の報告があった。ベトナム全体では死者・行方不明者は56人と報道された。そのうち51人は北部での犠牲者で、国営ベトナム通信は、ベトナム北部イエンバイ省で27日に洪水が発生し、死亡者・行方不明者をあわせ51人が流されたと報じた。その後さらに、ベトナムでの死者・行方不明数を63人とする報道がAFP通信などからでている。30日の英ガーディアン紙によれば、地元当局者がベトナムでの死者は63人に上り、39人の遺体を発見したと語った。AFP通信によれば、ベトナムでは30万人が台風から避難していた。

またタイでは、ロイターによると9人、毎日新聞によると8人の死者が報告された。

各紙の死亡者についての報道をまとめた。

  • フィリピン - 18人(ロイター、毎日)
  • 中国 - 25人(ロイター、毎日)
  • ベトナム - 56人(ロイターほか)、63人(AFP通信、ガーディアン)
    • イエンバイ省 - 51人
    • ラオカイ省 - 1人
  • タイ - 9人(ロイター)、8人(毎日)

また、ラオスとタイの鉄砲水による被害が65人とも報道されている。

AP通信によれば、ベトナムでは過去10年で最悪の被害となった。インフラストラクチャーにも各地で被害が出ている。ガーディアン紙によれば、ベトナムの災害救援対策者は、家屋1万戸が壊され、水田・エビ養殖池を中心に被害が出ており、被害総額は8,800万米ドルに達すると語った。新華社通信によれば、30日、ベトナム政府は被害地域救援のための緊急支出を決め、 42億ドン(2,660万米ドル)を年末までに支出することを決めた。被災者へのコメ月あたり10キログラムの支給や家屋が壊された人への援助が行われる。


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