台風15号、マニラを直撃し、南シナ海を西進

【2006年9月29日】

台風第0615号「シャンセン」
マニラを直撃した台風15号、28日午前5時30分。アメリカ海軍調査研究所による
29日午後9時50分に
気象庁が発表した
29日午後9時の実況
位置 南シナ海北部
北緯15度50分
東経114度30分
大きさ
強さ 強い
中心気圧 955hPa
最大風速 40m/s
進行方向 西
速度 20km/h
暴風域 半径110km
強風域 半径280km
上陸 フィリピンルソン島

フィリピンルソン島に上陸した台風15号「シャンセン」(Xangsane) は、首都マニラを直撃し、南シナ海に抜けた。この台風のため、フィリピン国内でわかっているだけで48人が死亡した。60人死亡の情報もある。

APによる東京放送は、少なくとも48人が死亡し、30人以上が行方不明と伝えた。ドイツ通信社 (dpa) は少なくとも60人死亡、60人行方不明と伝えた。また、1,200棟の家屋が崩壊した。

日本放送協会 (NHK) によると、台風が抜けた後もマニラでは停電が続いた。電柱が倒れるなどしたため、電線や電話線が切断されている。列車の運行も止まっている。CNNによると、マニラ郊外のトリアスで、堤防が決壊した。dpaによると、ラグナ州では地滑りで14人が亡くなった。

NHKによると、政府は特別災害地域にマニラとその周辺を指定した。共同通信によると、28日、学校は休校となった。dpaによると、株式市場と為替市場は2日間休場した。

気象庁によると、台風は、ベトナムとフィリピンのほぼ中間の南シナ海北部にあって、西に進んでいる。1日にもベトナムに達する見込み。

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