台風12号、銚子の東650kmへ―高波で一時避難勧告も

【2006年9月5日】

台風第0612号「イオケ」
台風12号、5日午後2時30分。合同台風警報センター/米国海洋大気圏局による
5日午後6時45分に
気象庁が発表した
5日午後6時の実況
位置 銚子市の東 約650km
北緯36度35分
東経148度05分
大きさ 大型
強さ 強い
中心気圧 965hPa
最大風速 35m/s
進行方向 北北東
速度 35km/h
暴風域 東側300km、西側190km
強風域 東側560km、西側440km

気象庁によると、5日午後6時 (UTC+9) 現在、台風12号「イオケ」(Ioke) は、銚子市の東約650kmの太平洋にあって、北北東に進んでいる。

日本の東の太平洋では、大しけとなっているとして、気象庁は高波に対する警戒を呼びかけた。また、北海道根室支庁釧路支庁岩手県宮城県茨城県福島県千葉県の沿岸(東京湾岸をを除く)に波浪警報を出した。TBSによれば、茨城県ひたちなか市では、磯崎地区と阿字ヶ浦地区に一時避難勧告も出て、住宅の敷地内まで波が押し寄せるなどしたが、午後6時45分に解除されたという。

気象庁によると、台風は今後も北上を続け、6日午後には千島の東、ロシアカムチャツカ半島の南に達する見込みだが、勢力はあまり弱まらず、暴風域も消滅しないと予想している。また、7日午後にも最大風速35m/sという勢力を保ちながら温帯低気圧に変わると予想される。再び180度子午線をまたいで西半球の海域に達する見込みで、そうすれば非常に珍しいケースとなる。

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