これは、記事の書き方(スタイルマニュアル)の私案です。


目的

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このページは、記事の書き方についての合意をまとめたものです。

このページでは、どうすれば効率よく正確に情報を伝え、読者にわかりやすい記事を作成できるかを示しています。ただし、このページで示す表記は推奨です。ここでの表記からずれていても、まず投稿してみてください。

利用者:CraneBB/表記の基準記事内容についての指針編集の仕方もご参照ください。

6つの要点

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1946年に出版されたShooting an Elephant and Other assaysで、著者ジョージ・オーウェルは、誰でも上手に記事を書けるように6つの簡単な要点を示しました。

  1. 「…された」などの受動表現を避ける。
  2. 文章と段落は短くする。必要のない言葉を削除する。
  3. より短い言葉・表現があればそれを使う。必要なしに長い表現を使わない。
  4. 一般的でない言葉を使わない。外来語や専門用語は、平明な言葉に言い換える。
  5. 陳腐な決まり文句を使わない。隠喩を避け、直喩を使う。話し言葉の形で書く。個性的な文章にする。
  6. 上品に振る舞う。個人攻撃を避け、状況を誇張したり皮肉を混ぜ込んだりしない。

記事を書く手順

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記事を作成する手順がわからない場合は、次の説明を参考にしてください。

仮の記事名

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とりあえず記事名(ヘッドライン=ページ名)を決定して下の記事名欄に入力し、[新規記事を作成]ボタンを押してください。

記事名:

日付

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まず、最初の行に日付テンプレートを使って、記事の公開日を明記してください。

記述例(ソースコード) 表示例
{{日付|2005年○月○日|(記事名の読み=ひらがな)}} 【2005年○月○日】

発信地も併記する場合は、日付場所テンプレートを使ってください。

記述例(ソースコード) 表示例
{{日付場所|2005年○月○日|(記事名の読み=ひらがな)|(場所)}} 【2005年○月○日 (場所)】

ウィキニュースの記事は誰でも編集できるので、署名は必要ありません。日付をウィキペディアの日付ページにリンクさせないでください。

本文の作成

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本文の展開は、逆三角形(逆ピラミッド型)にしてください。最も明らかにすべき重要なことを始めに書き、以降に説明を書きます。引用などを除き、本文は全て常体にしてください。

記事の重要な部分のまとめである冒頭の要約文(リード)の作成は後回しにしても構いませんから、本文を書き始めましょう。記事の本文は「平明で、的確で、美しく、豊か」な表現で、中立・客観的に書かなければなりません。

本文では、出来事に関する六要素(5W1H=いつ・誰が・どこで・何を・どうして・どうやって)を全て示すようにします。記事本文は、この六要素のうちどれかひとつを主軸にして展開させましょう。六要素に不明なことがあれば、不明な理由を説明してください。

この他、次のことにも気をつけましょう。

  • 1つの段落は150字以内に収めるようにしましょう。
  • 句読点の使い方に注意しましょう。
  • 一文が100字を超えないようにしましょう。
  • 1つの段落で扱う主対象を1つに絞りましょう。
  • 主語と述語を接近させましょう。
  • 指示語の多用に注意しましょう。指示語を具体的な指示内容に置き換えてもくどくなければ、指示語は使わないでください。
  • 過去のことは過去形で書いてください。
  • 検証記事を除き、背景の解説は必要最小限にとどめましょう。詳細はウィキペディアのページへリンクしてください。

時系列にまとめる

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記事を時系列(タイムテーブル)にまとめる場合、文章は現在形にしてください。

他者の著作物の利用

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他者の資料を記事に盛り込むことは、記事の客観性をより高めることになります。

記事の作成で、他者の著作物を利用する場合は著作権者の許諾を得る必要があります。ウィキニュース日本語版の記事にはクリエイティブ・コモンズが適用されますので、著作権に関し細心の注意が必要です。日本の著作権法の規定から、次のような利用には著作権者の許諾が必要になると考えられます。もしこれらを著作者に無断で行えば、著作者の権利を侵害することになります。

  • 特定の報道記事を要約すること(翻案に当たります)
  • 転載を禁止する旨の表示がある論説を転載すること

しかし、許諾を得なくても自由に利用できる場合があります。日本の著作権法第2章第5款(第30条〜第50条)で著作者の権利が制限され他者の著作物を自由に利用できるとする規定のうち、ウィキニュースに直接関係があるのは次の場合です。ただし、次には間違いのある可能性があります。利用に関して不明確な点がある場合は、利用する著作物の著作者に確認してください。

引用のための利用

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  1. 対象著作:公表された著作物
  2. 利用目的:報道・批評・研究・その他の目的
  3. 利用方法:公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれる引用(第32条)。このための翻訳(第43条2)。

報道のための利用

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  1. 対象著作:当該事件を構成し、または当該事件の過程において見られ、若しくは聞かれる著作物
  2. 利用目的:写真、映画、放送その他の方法によつて時事の事件を報道する場合
  3. 利用方法:報道の目的上正当な範囲内において、複製し、及び当該事件の報道に伴つて利用することができる(第41条)。このための翻訳(第43条2)。
  1. 対象著作:新聞紙または雑誌に掲載して発行された政治上、経済上または社会上の時事問題に関する論説(学術的な性質を有するものを除く)
  2. 利用目的:
  3. 利用方法:他の新聞紙若しくは雑誌に転載し、または放送し、若しくは有線放送することができる(ただし、これらの利用を禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない)(第39条)。このための翻訳(第43条2)。
  1. 対象著作:国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人または地方独立行政法人において行われた公開の演説または陳述
  2. 利用目的:報道の目的上正当と認められる場合
  3. 利用方法:報道の目的上正当と認められる場合には、新聞紙若しくは雑誌に掲載し、または放送し、若しくは有線放送することができる(第40条2)。このための翻訳(第43条2)。

点字で複製するための利用

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  1. 対象著作:公表された著作物
  2. 利用目的:点字により複製するため
  3. 利用方法:
    1. 点字により複製すること(第37条)。このための翻訳(第43条2)。
    2. 電子計算機を用いて点字を処理する方式により、記録媒体に記録し、または公衆送信(放送または有線放送を除き、自動公衆送信の場合にあつては送信可能化を含む。)を行うこと(第37条2)。このための翻案(要約に限る)(第43条3)。

公衆に提供するための利用

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  1. 対象著作:映画を除く公表された著作物
  2. 利用目的:営利を目的としない
  3. 利用方法:営利を目的とせず、かつ、その複製物の貸与を受ける者から料金を受けない場合に、その複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を除く。)の貸与により公衆に提供すること(第38条4)。

その他

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  1. 対象著作:公表された著作物
  2. 利用目的:営利を目的としない
  3. 利用方法:営利を目的とせず、かつ、聴衆または観衆から料金(著作物の提供または提示につき受ける対価)を受けない場合には、公に上演し、演奏し、上映し、または口述することができる(ただし、当該上演、演奏、上映または口述について実演家または口述を行う者に対し報酬が支払われる場合は、この限りでない)(第38条)。
  1. 対象著作:公開して行なわれた政治上の演説または陳述及び裁判手続(行政庁の行なう審判その他裁判に準ずる手続を含む)における公開の陳述
  2. 利用目的:
  3. 利用方法:同一の著作者のものを編集して利用する場合を除き、いずれの方法によるかを問わず、利用することができる(第40条)。

表・箇条書き

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情報を平明に伝えるために、箇条書きにできないか検討してください。

写真・図解・音声・映像

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画像(写真・図解など)を掲載・挿入したり、音声・映像を活用したりできないか検討してください。

掲載・挿入するファイルは、ウィキメディア・コモンズにアップロードしてください。ウィキメディア・コモンズについては、ウィキメディア・コモンズのファースト・ステップをご参照ください。

画像をアップロードしたら、画像を掲載したい記事に次のように記述してください。

記述例(ソースコード) 表示例

[[画像:(画像の名前=拡張子も付けて)|thumb|250px|(説明文)]]

なお、特に人物を撮影した写真・映像については、被写体の人権・肖像権・プライバシー権(個人秘密の権利)に十分な配慮が必要です。

要約文の作成

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記事本文の要点をまとめ、記事冒頭に要約文(リード)を作成します。中立的・客観的な観点でまとめましょう。検証記事では、検証結果をまとめてください。要約文は、逆三角形の真骨頂です。

要約文は1段落にして、六要素(5W1H=いつ・誰が・どこで・何を・どうして・どうやって)を盛り込みましょう。

関連記事

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ウィキニュース内に関連の深い記事があれば、その記事のリンクを「関連項目」の節に作成してください。

参考資料

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(この節「参考資料」は私案です。今で言う「出典」に当たります。)

記事内容が事実であることを証明する資料・作品を「参考資料」の節に示してください。周知の事実・常識に関する記述を除き、読者は記事内容の真偽を疑います。信頼できる情報発表元や、同様の報道をしている記事を示してください。

資料・作品は個条書きで列挙し、それぞれ「資料・作品の名前」「著作者」「著作権者」「公表日時」「出版元」を明示してください。

同じ著作者の記事がウェブ上の複数の場所で公表されている場合は、もっとも長く公表しそうなもののURIを提示してください。

記述例(ソースコード) 表示例
{{参考資料|
資料・作品の名前=■■
|著作者=□□
|著作権者=□□
|公表日時=○年○月○日
|出版元=▲▲
}}

「■■」□□ □□(○年○月○日 ▲▲)

記述例(ソースコード) 表示例
{{参考資料URI|
URI=http://ja.wikinews.org/
|資料・作品の名前=■■
|著作者=□□
|著作権者=□□
|公表日時=○年○月○日
|出版元=▲▲
}}

■■」□□ □□(○年○月○日 ▲▲)

主なウェブサイトの記述例

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以下にいくつかのウェブサイトの例を挙げます。ただし、この例と異なる場合があるかもしれませんので注意してください。

asahi.com
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{{参考資料URI|
URI=http://www.asahi.com/…
|資料・作品の名前=(記事の主見出し)
|著作者=(記事の著者の名前=記載がない場合空欄)
|著作権者=朝日新聞社
|公表日時=○年○月○日
|出版元=asahi.com
}}
MSN毎日インタラクティブ
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{{参考資料URI|
URI=http://www.mainichi-msn.co.jp/…
|資料・作品の名前=(記事の主見出し)
|著作者=(記事の著者の名前=記載がない場合空欄)
|著作権者=毎日新聞社
|公表日時=○年○月○日
|出版元=MSN毎日インタラクティブ
}}
共同通信FLASH24
編集
{{参考資料URI|
URI=http://flash24.kyodo.co.jp/…
|資料・作品の名前=(記事の主見出し)
|著作者=(記事の著者の名前=記載がない場合空欄)
|著作権者=社団法人共同通信社、共同通信社
|公表日時=○年○月○日
|出版元=共同通信FLASH24
}}
TBS News i
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{{参考資料URI|
URI=http://news.tbs.co.jp/…
|資料・作品の名前=(記事の主見出し)
|著作者=(記事の著者の名前=記載がない場合空欄)
|著作権者=Japan News Network
|公表日時=○年○月○日
|出版元=TBS News i
}}
CBSNews.com
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{{参考資料URI|
URI=http://www.cbsnews.com/…
|資料・作品の名前=(記事の主見出し)
|著作者=(記事の著者の名前=記載がない場合空欄)
|著作権者=MMV、CBS Broadcasting Inc
|公表日時=○年○月○日
|出版元=CBSNews.com
}}
CNN.co.jp
編集
{{参考資料URI|
URI=http://www.cnn.co.jp/…
|資料・作品の名前=(記事の主見出し)
|著作者=(記事の著者の名前=記載がない場合空欄)
|著作権者=Cable News Network LP, LLLP、A Time Warner Company
|公表日時=○年○月○日
|出版元=CNN.co.jp
}}

取材記録

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また、独自取材の報告記事では、取材記録を提示してください。詳しくは[[ウィキニュース:独自の取材|]]を参照してください。

カテゴリに追加

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記事を適当なカテゴリに追加しましょう。詳しくは主要カテゴリをご参照ください。

記事を保存

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[プレビューを実行]ボタンを押して記事を確認してください。

最後に[ページを保存]ボタンを押してウィキニュースに記事を投稿してください。

記事名の決定

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(この節「記事名の決定」は私案を含みます。)

初めに決定した記事名(ヘッドライン=ページ名)が適切かどうか確認しましょう。

記事名は、記事に書かれている最重要点を読者に示す看板です。要約文をもとにして、特に重要な語句や特有の要素を抜き出すようにして決定しましょう。行為の主体と対象がわかると良いでしょう。記事に書かれていないことを記事名に入れてはいけません。

あまり長い記事名は看板として機能しません。十数字にまとめましょう。また、ウィキニュースが使用しているソフトウェアの都合で、すべての記事の記事名が異なっている必要があります。

より良い記事名ができたら、記事のノートで記事名の変更を提案してください。

時系列

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タイムテーブルは現在形で書いてください。

将来の予定

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将来の予定・予測についての記事も、他の記事と同様に十分な事実確認をした上で作成しましょう。勘に頼らないでください。

引用などの場合を除き、将来の予定・予測であることを明示するため、文末の時制表現に気をつけてください。

  • 来週火曜日に打ち上げる。→来週火曜日に打ち上げる予定だとしている。
  • 「解散は9月だ」と話した。→「解散は9月だ」という見方を示した。
  • エジプト展は1日に始まる。→エジプト展は1日に始まる予定。
  • ・・・祝典を開く。→・・・祝典を開く計画だ。

質問

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記事の書き方でわからないことがあれば、赤提灯でご質問ください。

関連情報

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改訂

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このページは、利用者の合意があればいつでも改訂されます。