中国の殷墟など新たに世界遺産登録
【2006年7月16日】
13日、リトアニアの首都ヴィリニュスで開かれていた第30回世界遺産委員会で中華人民共和国の殷墟、パンダの生息地として四川省が指定されるなど新たに18ヶ所が世界遺産に登録された。 世界遺産総合研究所によれば、今回の会議(第30回ヴィリニュス会議)は7月8日から16日にかけて開かれていたもので、30ヶ国から出されていた37件の候補について審議が行われ、自然遺産2件、文化遺産16件の計18件が新たに世界遺産に登録されることになった。これにより世界遺産の登録数は830件となった。
新たに登録されたのは下記。
- 四川省のジャイアントパンダ保護区(中華人民共和国)
- マルペロ動植物保護区 (コロンビア)
- ハラールの城壁 (エチオピア)
- セネガンビアの環状列石 (ガンビア、セネガル)
- チョンゴニの岩石芸術地域 (マラウイ)
- アアプラヴァシ・ガット (モーリシャス)
- アガヴェの景観とテキーラの古代産業設備群 (メキシコ)
- コンドア岩石芸術遺跡群 (タンザニア)
- スウェル鉱街 (チリ)
- 殷墟 (中華人民共和国)
- レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアンホフ (ドイツ)
- ビソトゥーン (イラン)
- ジェノヴァ:ラ・ストラダ・ヌオーヴァとパラッツィ・ディ・ロッリの設備群 (イタリア).
- アフラジ灌漑設備 (オマーン)
- ヴロツラフの百年祭記念会館 (ポーランド)
- ビスカヤ橋 (スペイン)
- クラック・デ・シュヴァリエとカラット・サラーフ・アッディーン (シリア).
- コーンウォールとウエスト・デヴォン鉱山の景観 (イギリス)
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- 2005年7月15日 世界自然遺産に7箇所を追加 知床半島も
出典
- 『古代遺跡「殷墟」、世界遺産登録で観光客も増加』 — 中国情報局, 2006年7月13日
- 『中国、また二ヶ所の世界遺産が増える』 — 中国国際放送局, 2006年7月15日
- 古田陽久 『第30回世界遺産委員会ヴィリニュス会議』 — 世界遺産総合研究所, 2006年7月
- "News&Event"。UNESCO、2006年7月13日。
- 『第30回世界遺産委員会(5)』 — mukke1221, 2006年7月16日