【2005年9月25日】

リタ、25日午前1時15分(日本時間)、米国海洋大気圏局撮影。

アメリカ合衆国ハリケーンセンターによると、カテゴリー3の勢力でアメリカ合衆国南東部のテキサス州ルイジアナ州州境付近に上陸したハリケーン・リタは、次第に勢力を落とし、中部夏時間(UTC-5)24日午前7時(日本時間午後9時)までにカテゴリー2に、午前10時(日本時間25日午前0時)までにカテゴリー1となって、午後4時(日本時間25日午前6時)にはトロピカルストームとなった。午後10時(日本時間25日正午)には熱帯低気圧となっている。

なお進路の右側に当たるルイジアナ州、ミシシッピ州アーカンソー州では竜巻のおそれがあると警告が出された。

毎日新聞によれば、アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)ポーリソン長官代行は、「被害は予想したほどでなかった」と語った。AP通信によると、ミシシッピ州の竜巻によって1人が死亡しているが、FEMAによると他には死者の報告がない。

読売新聞によると、ポートアーサーでは、2カ所の製油所でそれぞれ一部が破壊された。天然ガスのパイプラインの一部の損壊も伝えられている。

朝日新聞によると、停電は120万世帯に上った。

ニューオーリンズでは、市街地の一部に流入した水が3メートルに達したとネーギン市長が語った。

ジョージ・ブッシュ大統領は24日、テキサス州の州都オースティンで被害の状況を視察した。朝日の伝える時事通信によれば、大統領は「援助を必要としている人々の所に、軍などの人的資源を投入する」と語った。

一方で、リタの被害を避けるために避難した住民の帰還が始まったことを朝日が伝えている。すでに高速道路の渋滞や開いている店の少ないガソリンスタンドへの行列が始まっているという情報がある。テキサス州のリック・ペリー知事は帰還を遅らせるよう呼びかけた。

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