ミートホープ社、今度は鶏肉を偽装

【2007年6月23日】

スポーツ報知新聞によると、北海道苫小牧市ミートホープ社の食肉偽装事件で、新たに外国産鶏肉日本国内産と偽って販売したことが明らかになった。

東京放送と日本経済新聞によると、ミートホープ社はブラジル産を国産と偽り、苫小牧の他、恵庭市千歳市学校給食に出荷していたこともわかった。この3つの都市では「肉は国内産限定」で契約をしていた。これにより恵庭市は当面ミートホープ社の給食での使用を停止することを決め、また苫小牧市も使用中止を検討している。千歳市はミートホープ社が7月分の入札を辞退した。ミートホープ社の「投入原料日報」2006年7月11日では「学校給食用鶏肉(ムネ皮なし)」の原料にブラジル産と記載されていたことがわかっている。しかし、ミートホープ社の田中稔社長は「産地偽装はしていない」と否定している。

また北海道新聞によると、ミートホープ社の田中等取締役は同紙のインタビューで「全て田中稔社長の指示で行った」と詰め替えを認めたが「鶏肉の産地は判明していない」としている。また「販売時期は10年前か20年前かわからないがかなり古い」と説明している。

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