ディープインパクト、凱旋門賞の3着失格

【2006年11月17日】 netkeiba.comによると、10月1日にフランスで行われた凱旋門賞で3着に入りながら、禁止薬物が検出されたディープインパクトについて、フランスの競馬団体フランス・ギャロは同馬の3着の成績を失格にすることを正式に発表した。

フランスギャロは凱旋門賞のレース終了後に採取したディープインパクトの尿からフランスでは禁止薬物とされる物質が検出されたとして審査したが、ディープインパクトは一連の治療処置としてこれを使用していた。これにより池江泰郎調教師に治療薬の扱いが未熟で管理が不十分、馬を保護するための充分な処置を取らなかった、などとして制裁金1万5,000ユーロを科すことになった。

読売新聞によれば、調査結果では獣医師が事前に処方したイプラトロピウムが干し草などに付着し、それをレース前などに摂取したと推察した。

日刊スポーツによれば、池江氏のコメントは「今回の問題は厩舎関係者として真摯にこの決定を受け止めたいが、禁止薬物を不正使用したことはない。禁止薬物が使われたことは知らされていなかったが、自分自身に責任がある」。

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