第85回凱旋門賞はレイルリンク—ディープインパクトは3着入線
【2006年10月2日】
フランスのロンシャン競馬場で1日(UTC)、競馬の世界最高峰レースのひとつといわれる第85回凱旋門賞(芝2,400m・G1)が行われ、地元フランスのレイルリンク(3歳牡馬)が優勝した。2着はプライド(フランス、6歳牝馬)、3着は日本中央競馬会所属のディープインパクト(4歳牡馬)だった。
サンケイスポーツ、中日スポーツによると、1番人気はディープインパクトで、単勝オッズで1.1倍という圧倒的な支持だった。スタート直後、2番手につけたディープインパクトは、残り300m地点で先頭に立ったが、残り100m地点でステファン・パスキエ騎手のレイルリンクに差され、ゴール直前にはクリストフ・ルメール騎手のプライドにもかわされた。ディープインパクトに騎乗した武豊騎手はレース後のインタビューで「残念です」と述べた。
なお、サンスポによると、ロンシャン競馬場には日本から4,000人を越す競馬ファンがディープインパクトの応援に訪れたという。
着順
編集着順 | 馬番 | 競走馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム/着差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | レイルリンク | 牡3 | 56.0 | 2’26”30 |
2 | 4 | プライド | 牝6 | 58.0 | クビ |
3 | 1 | ディープインパクト | 牡4 | 59.5 | 1/2 |
4 | 2 | ハリケーンラン | 牡4 | 59.5 | 1 1/2 |
5 | 8 | ベストネーム | 牡3 | 56.0 | 2 |
6 | 7 | アイリッシュウェルズ | 牡3 | 56.0 | 短クビ |
7 | 6 | シックスティーズアイコン | 牡3 | 56.0 | 4 |
8 | 3 | シロッコ | 牡5 | 59.5 | 1 1/2 |
出典
編集- 鈴木康之 『ディープ無念の3着…日本馬初の凱旋門賞制覇ならず』 — サンケイスポーツ, 2006年10月2日
- 『第85回凱旋門賞 結果』 — サンケイスポーツ, 2006年10月2日
- 野村英俊 『ディープ3着に沈む 直線いったん先頭もG前差される』 — 中日スポーツ, 2006年10月2日