スノーボード・ハーフパイプで平野選手銀、平岡選手銅メダル獲得 - ソチオリンピック

【2014年2月14日】

読売新聞によると、ソチオリンピックスノーボード男子ハーフパイプが現地2月11日に行われ、日本から出場した平野歩夢(あゆむ)選手が93.50の得点で2位、平岡卓(たく)選手が92.25で3位に入り、それぞれ今大会日本人初のメダルとなる銀・銅メダルを獲得した。スノーボード種目での日本人のメダル獲得は全種目を通して史上初となった。

NHKによると、このハーフパイプは半円筒形のコースを滑り、空中姿勢「エア」での演技により、その高さと技の難易度を争い、2回滑走してよかった方の得点を持ち点として採用し、順位を決める。今大会、日本人は4選手が出場し、今大会最年少の15歳で参加した平野選手が予選第1組でトップ、平岡選手も第2組の2位で12人で行う決勝にコマを進めた。平野選手は1回目は大きなミスもなく90.75でトップに立ち、2回目も持ち味の高さのあるエアを次々と決めて1回目を上回る93.50の得点を挙げた。一方平岡選手は1回目のエア後の着地ミスで9位に出遅れるが、2回目は高さのあるエアを成功させ92.25をたたき出して3位に食い込んだ。優勝はスイスポドラドチコフ選手。3大会連続優勝を目指したショーン・ホワイト選手は4位でメダルはならなかった。日本選手では子出藤歩夢(ねでふじ・あゆむ)選手が32位、青野令選手は37位で予選落ちし決勝進出できなかった。

新潟日報によると、平野選手の両親・父の英功(ひでのり)さん(42)と母・富美子さん(40)は現地の会場で応援し、英功さんは「メダルは夢だったのでうれしい。なかなか言葉が出ない」と喜びの涙を潤ませた。またスポーツニッポンによると、平岡選手の地元、御所市の文化ホールでは応援の会が行われ、友人ら200人が集まって声援を送り、メダルが確定すると会場から大拍手が送られた。また同選手が通っている上宮高校大阪市)でも教職員ら40人が応援し、平岡コールが送られた。

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