「ウィルマ」勢力最大に 大西洋地域で観測史上最低気圧を記録

【2005年10月20日】

ハリケーン・ウィルマ
ハリケーン・ウィルマ、18日午後3時45分(日本時間19日午前4時45分)。米国海洋大気圏局による
19日午前2時30分
(東部夏時間、UTC-4、
日本時間午後3時30分)に
アメリカ国立ハリケーンセンターが発表した
19日午前2時30分(一部2時)の実況
位置 イギリス領ケイマン諸島の
グランドケイマンの南南西270km
メキシコの
コスメル島の南東640km
北緯17度0分
西経82度12分
強さ カテゴリー5
中心気圧 892hPa
最大風速 78m/s
進行方向 西北西
速度 13km/h
暴風域 30
強風域 250

カリブ海のハリケーン・ウィルマは、シンプソンスケールで最強の、カテゴリー5のハリケーンになった。アメリカ国立ハリケーンセンターが東部夏時間午前2時30分(日本時間午後3時30分)速報を出して警告した。

このハリケーンは、18日午後11時にはカテゴリー2と観測されていたが、午前1時にはカテゴリー4とされた。午前2時30分の速報で、カテゴリー5が警告された。風速78m毎秒はハリケーン・カトリーナやハリケーン・リタの最大値に準ずる風速である。また、気圧の892ヘクトパスカルは、2005年度のハリケーン中最低となり、観測史上第2位の1935年のラバーデー・ハリケーンに並んだ。また、午前5時には884ヘクトパスカルを記録、大西洋地域で観測史上もっとも気圧の低いハリケーンとなった。

午前2時現在、ウィルマの位置は、イギリス領ケイマン諸島グランドケイマンの南南西270kmで、メキシコのコスメル島の南東640kmである。今後、21日から22日にかけてキューバとメキシコのユカタン半島の間のユカタン海峡付近に達し、メキシコ湾に入る見込み。その後、東よりに進路を変え、23日にはフロリダ半島に上陸すると、ハリケーンセンターは予想している。

19日のロイター通信はハイチで地すべりにより少なくとも10人が死亡したと伝えた。同日のAP通信はハイチでは13人が死亡したと伝えた。AP通信によれば、12人が地滑りによって死亡したほか、1人がウィルマの影響で増水した川で17日死亡した。

AP通信によると、フロリダではハリケーンからの避難が始まっている。

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