NHK・プロジェクトX、12月で終了

【2005年10月22日】

NHKは、同局のテレビドキュメンタリー番組「プロジェクトX」を2005年12月を持って終了することを19日発表した。NHKの原田豊彦放送総局長が記者会見の中で発表した。19日の日本経済新聞が伝えた。番組終了は以前からたびたび話題になっていた。

「プロジェクトX」は戦後の様々な大規模プロジェクトに携わった無名の日本人を取り上げる番組。12日の朝日新聞によれば、2000年3月28日の第1回「巨大台風から日本を守れ」をスタートに、これまでアンコールを除いて全179回(10月11日放送分まで)が放映されている。また2002年1月8日の「あさま山荘・衝撃の鉄球作戦」では同番組最高視聴率の20.0%(ビデオリサーチ社調べ・関東)を記録するなどの人気番組だった。しかし最近では2005年5月に放送した回で過剰な演出があったことや、またテーマも不足してきたことから視聴率が低迷していた。

各社の報道によれば、NHKでは、一連の同局の不祥事に対する改革の一環として番組の大規模改革を進める計画の一環として、同番組の打ち切りを決めた。NHKでは同枠の後番組として、2006年1月から「プロフェッショナル 仕事の流儀」(仮称)と題した一流のプロの仕事人にスポットを当てた新番組を放送するとしている。

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