NHK、「新生プラン」を発表―プロジェクトX終了へ

【2005年9月21日】

NHKは20日、新たな経営改革計画「新生プラン」を発表した。

2004年の7月に発覚した、NHK職員のディレクターによる番組制作費の横領事件以後、NHK職員の不祥事が続発し、今まで受信料を支払っていた世帯の不払いが増加、約30%、130万件で受信料を払っていないといわれ、2005年度の収入は約500億円の減収が見込まれている。

「新生プラン」は、「すべては視聴者のみなさんのために」を基本とするとし、公共放送ならではの放送を追求し、リストラを行い、受信料の公平負担を目指すとしている。特に、リストラについては、全従業員の10%に相当する1,200人を削減するとしている。一方、受信料の不払い者への対応として、裁判所を通じた法的措置の導入が明記されており、スポーツニッポンは、今後、視聴者の反発が予想されるとしている。

また読売新聞によると、NHKが、新生プランの一環としてドキュメンタリー番組の「プロジェクトX~挑戦者たち~」を来年の春で放送を終了する方針であると発表した。プロジェクトXは2000年に放送を開始、視聴率20%を記録し、主題歌の「地上の星」がヒットするなど、人気番組だった。

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