Microsoft、Xbox Liveに関する記録達成記念と障害のお詫びとして『Undertow』を期間限定で無料提供 - 2008年1月

【2008年1月19日】

米Microsoftが同社の家庭用ゲーム機の公式サイト「Xbox.com」で、シューティングゲーム『Undertow』を1月23日より1月27日までの間(太平洋標準時間。日本時間では1月23日午後7時より1月28日午後5時まで)無料で提供することを19日に発表した。2007年末から2008年初頭にかけてのXbox Liveの同時接続数や新規アカウント数に関する新記録達成の記念と、頻繁に発生したシステム障害のお詫びであるとしている。『Undertow』は海底での海賊との戦いを描いたシューティングゲームで、Chair Entertainment GroupがXbox 360のXbox Live Arcadeで提供し、通常は800マイクロソフトポイント(約1,200円)で販売されている。

Xbox Liveは2002年11月にアメリカで開始され、日本でも2003年1月にサービスが開始された。2007年11月に5周年を迎えた時にはアカウント数は800万と発表されていたが、2008年1月6日には1000万に到達している。その一方、2007年末から2008年初頭にかけてアクセス数の増大に伴い接続などに関する障害が多発し、接続数の新記録樹立直後の1月3日にはスタッフ達の現状を伝える声明文が発表され、その文中でXbox Live Arcadeタイトルの内1本を期間限定で無料提供することを発表していた。今回の『Undertow』無料配信の発表はその声明文に追記する形で発表されている。

なお、Microsoftは2007年11月のXbox Live 5周年の際にも、ドイツのボードゲームをXbox Live Arcadeに移植した『Carcassonne』を期間限定で無料提供していた。ただしこの時『Carcassonne』が配信されていなかった韓国では代わりにロシアの科学者アレクセイ・パジトノフが考案したパズルゲームの新バージョン『Hexic 2』が無料で提供されていた。Xbox Liveのマーケットプレースに関する情報を扱っているMajor Nelsonのblogによると『Undertow』は2007年11月にXbox Liveのサービスが開始されたインドでは配信されていないが、インドで代わりに提供するタイトルについては未発表である。Microsoftの広報部のメンバーによる「Gamerscore Blog」でのこの発表に対するエントリには、インドでの代わりの施策に関する問い合わせや、既に『Undertow』を購入していた人達による抗議やサポートに関する問い合わせのコメントが多数書き込まれている。

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